くらし 【市長まちなか探索】安心して暮らせるまちづくりを

今月のテーマ:消防本部高台移転

いよいよ今年の6月、消防本部の高台移転が完了します。
いざという時にも、消防や救急が機能するよう、消防本部を津波浸水想定地域内から標高約80mの高台にある大山田地区に移転させる計画を策定したのが、令和2年のこと。
これまで順調に工事が進められ、いよいよオープン間近になってきましたので、今回は消防長に新消防庁舎を案内していただきました。
最初に入ったのが、警防本部室。ここは災害発生時に情報を収集し、的確に指示を行う場所ですが、室内には大きなモニター等が複数設置され、現場からの情報をリアルタイムで把握できるようになりました。また、壁自体がホワイトボードとして使えるマグネットシートが貼れる壁でできており、情報を整理するための工夫がされていました。事務室もレイアウト変更が可能なつくりとなっており、あらかじめ平時と非常時の使い方を想定していることがわかります。
また、緊急車両に乗車するまでの時間ロスを軽減させる取り組みや、個別の仮眠室など、消防署としての機能も充実していました。
隣接した公園は、防災公園として再整備を行い、マンホールトイレやかまどベンチなどが新たに設置されました。
本部機能を高台に移転するだけでも、かなりの消防力強化になりますが、今回の整備でさまざまな機能がバージョンアップしたことがわかりました。
これからも市民の皆さんに安心して暮らしていただけるよう、“命を守ることが最優先”の考えの下、消防救急体制や防災体制を強化し、安全安心なまちづくりを進めてまいります。
※スマートフォンでAR 動画のQRコード(本紙PDF版31ページ参照)を読み込んでから写真にかざしてください。