- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県桑名市
- 広報紙名 : 広報くわな 令和7年11月1日号
今月のテーマ:防災の対策は万全ですか「地震による火災対策」
防災グッズや非常食などを準備して、防災対策は十分と思っていませんか?防災対策には備蓄と共に避難などに関する正しい知識の習得も大切な対策です。
防災に関する知識(常識)は社会環境などの変化とともに、変わりつつあります。今回は地震が発生した時の対応として、とりわけ火災対策に着目し、防災の常識について考えてみましょう。
●火災対策
地震が起きたら「まず火の始末」と習った人も多いのではないでしょうか。しかし、近ごろでは、IHクッキングヒーターを使われるご家庭も増えていますし、ガスを使う場合でも震度5相当以上を感知すると自動的にガスの供給が遮断されます。さまざまな火災対策が進んだこともあり、今では地震発生により火災が発生するリスクよりも、火を消そうとして怪我をするリスクの方が大きいです。地震発生時には「まず火の始末」ではなく、「まず身の安全を確保」して、「それから火の始末」をするのが、防災の常識となりました。消せない火の始末は揺れが収まってから行いましょう。また、避難する時はブレーカーを落としておくことが火災対策として有効です。
いざというときに慌てず柔軟な行動ができるよう、平時から災害について考えておきましょう。
●桑名市感震ブレーカー設置事業補助金
地震発生時は冷静な判断をすることが困難な場合があり、必ずしもブレーカーを落として避難できるかは分かりません。こういった場合に備え、地震発生時に自動的に電気の供給を遮断することができる「感震ブレーカー」の設置を検討してください。
阪神・淡路大震災や東日本大震災で発生した火災の原因は半数以上が電気とされており、昨年能登半島地震においても同様の火災が発生しています。原因が電気となる火災とは、通電時に破損した配線から火花が発生し、可燃物に引火することで発生する火災などをいいます。市では感震ブレーカーの設置に対して、補助金を交付しています。詳細はホームページをご覧ください。
問合せ:防災・危機管理課
【電話】24-1185【FAX】24-2945
