くらし 鳥羽駅周辺エリアの活性化に向けて

市では、交通・観光・歴史文化の拠点である鳥羽駅周辺エリアを、地域資源を活かしたまちづくりでさらに魅力的で価値ある場とするため、伊勢神宮の式年遷宮がある2033年の一部開業を目指して、エリア活性化に向けた取り組みを進めています。
令和6年度からは、エリアの将来像(ビジョン)を関係者と構築するとともに、広く市民とビジョンを共有し、その実現に向けた取り組みを着実なものとすることを目的に「鳥羽駅周辺エリア再生ビジョン」の策定に取り組んでいます。今回は、ビジョンの検討状況についてご報告します。

■鳥羽駅周辺エリア活性化で目指すもの
鳥羽市の海とまちをつなぐ玄関口として、訪れる人を温かく迎え入れ、新たな旅立ちを見守る場所、市民も訪れる人々も安心して憩える場所、そして文化や歴史、人々の想いを未来へ運ぶ場所にしたいという願いを込めて、目指すべき将来像を「PorTOBA」と定めました。

■鳥羽駅周辺エリアとは?
鳥羽駅周辺エリアは、鳥羽駅および市役所周辺の以下の地区を含んだエリアで、それぞれの特性を生かしながら活性化を進めていきます。
▽佐田浜・ミキモト真珠島・鳥羽水族館地区
観光施設と交通機関が集中している
▽中心市街地地区
飲食店を中心とした店舗が並んでいる
▽城山公園地区
鳥羽城跡や文化財等の歴史文化が残る

■これまでの検討
令和6年9月~10月に実施した市民アンケート調査の結果などを踏まえながら、産官学が一体となった会議体を設置し、令和7年度末の完成に向けて検討を進めています。
▽鳥羽駅周辺エリア再生ビジョン策定委員会
設置目的:鳥羽駅周辺エリア再生ビジョンを各関係団体等と構築する
検討状況:令和6年11月から2回会議を開催
構成団体:國學院大学、三重県、鳥羽商船高等専門学校、商工会議所、観光協会、鳥羽磯部漁協、旅館組合連絡協議会、自治会連合会、温泉振興会、観光事業者、交通関係事業者など
▽鳥羽駅周辺エリア再生ビジョン検討部会
設置目的:鳥羽駅周辺エリア再生ビジョンの具体的検討を行い、素案を作成する
検討状況:令和6年11月から7回会議を開催
構成団体:三重県、商工会議所、観光協会、鳥羽磯部漁協、街・再興委員会、旅館組合連絡協議会、温泉振興会、観光事業者、交通関係事業者、市関係課など
※これらの会議体のほか、市役所内にプロジェクトチームを設置し、計17回の検討会議を実施しています。

■若者・外国人向けワークショップ
6月27日、ビジョンの策定にあたり、今後の地域を担う若い世代や増加が見込まれる外国人の視点を取り入れるため、鳥羽に関わる若者と外国人を対象としたワークショップを開催しました。
・休日に楽しめるスポットが少ないように感じていたが、みんな一緒だった。(市内宿泊施設・外国人)
・まちづくりの解像度が高まった。鳥羽駅周辺エリアがより身近に感じるようになった。(大学院生)

これまでの検討に関する会議の資料や議事概要はこちら(2次元コードは本紙をご覧ください)

問合せ:鳥羽駅周辺エリア再生ビジョン策定委員会事務局(企画財政課企画経営室)
【電話】25-1101