くらし 鳥羽市が誇る四季折々の「鳥羽ざかな」を漁協さんがご紹介! 8月旬の鳥羽ざかな vol.08

■サザエ・アワビ
鳥羽は日本で最も多くの海女さんが活躍する地域で、素潜りでアワビやサザエを採る漁法が今でも受け継がれています。高級でありながら鳥羽では身近な海産物として、食べたことがあるかたも多いのではないでしょうか。
三重ブランドにも認定されているアワビは、春から夏にかけてぐっと旨みが増す旬を迎えます。鳥羽では主に黒アワビと赤アワビ(メガイアワビ)が獲れます。黒アワビは旨みが非常に強く、「海の黒いダイヤ」と称される最高級品です。赤アワビは黒アワビに比べると市場価格は少し安いものの、黒アワビに匹敵する旨みと風味があります。伊勢志摩地域では、黒アワビと赤アワビを夫婦に見立てた「夫婦鮑(めおとあわび)」が縁起物とされ、妊婦が食べると目のきれいな赤ちゃんが生まれてくるという言い伝えがあります。
サザエは冬から産卵前の初夏までが旬で、代表的な壺焼きをはじめ、刺身もコリコリとした食感や甘味、磯の香りが感じられます。また、漁師町では炊き込みご飯も人気があり、サザエを目当てに鳥羽を訪れるかたもたくさんみえるようです。サザエの殻にある角は、波が荒い場所で育つと身を守るために大きくなる傾向があり、殻の形にも個性があります。ほとんどの殻は右巻きですが、ごくまれに左巻きのものが見つかることもあるので、お店などで見かけた際はじっくり観察してみてください。

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