くらし [飼う前も、飼ってからも考えよう]ペットとのこれからの生活

人とペットを取り巻く環境や社会は大きな変化の中にあります。未来に向けて、そしてお互いの関係をより良いものにするために、ペットとの生活について考えてみましょう。

■飼う前に考えること
新しいペットを迎える前に、ペットがその命を終えるまで責任をもって飼い続けることができるか、チェックしてみましょう。
・毎日ペットの世話をできますか。
・ペットを飼うことのできる住宅ですか。
・家族みんなが飼うことに賛成して協力できますか。
・世話をする体力や飼い続けるお金はありますか。
・引っ越しや進学、就職、結婚などにより、ペットを手放すことはないですか。
・万が一、飼えなくなった時のことを考えていますか。

◇いのちのバトン~譲渡~
新しいペットの迎え方として「譲渡」という選択肢もあります。全国の自治体や動物保護団体が、迷子や飼育放棄などの理由により飼い主を失ってしまった動物の譲渡を行っています。さまざまな事情を抱えている動物もいますが、より多くの人に考えてもらいたい選択肢のひとつです。
(三重県動物愛護推進センター あすまいる)

■飼ってから確認すること
飼育の正しい知識を学び、安全で快適な環境を用意する必要があります。ペットが健康で過ごせるよう責任をもって飼育できているかチェックしましょう。
・ペットに適した温度や湿度などの環境を保ち、飼育場所を清潔に保っていますか。
・ペットの年齢や健康状態にあわせて、運動や飼育環境に気を配っていますか。
・ペットのワクチン接種や寄生虫の駆除なども含め、獣医師による定期健診をしていますか。
・逃げないように、戸締りやケージ・リード・首輪の点検を行っていますか。
・迷子になった場合に備えて、迷子札やマイクロチップなどの所有者明示をしていますか。
・不妊去勢手術などの措置を行っていますか。
・ルールやマナーを守り、周囲の環境や近隣住民に迷惑をかけていませんか。
・突然の災害に備えて準備はできていますか。
・万が一、飼えなくなった時のことを考えていますか。

■災害時にペットを守るために日頃から準備をしましょう
災害が起きた時にペットを守ることができるのは飼い主だけです。避難するときはペットとの同行避難が基本となります。ただし、同行避難はペットと同室で過ごすことを意味するものではありません。また、犬、猫以外のペットを飼っている場合や、飼育頭数が多い場合は、避難所で飼育するのが難しいため、在宅避難を想定した住まいの防災対策や預け先の確保をすることも重要です。

◇ペットのために日頃からできること
(1)避難用品・備蓄品の準備(5日分以上のエサ・水・薬・ケージ・トイレ用品など)
(2)健康管理(各種ワクチン予防接種、ノミやダニ、寄生虫の駆除など)
(3)避難生活に慣れるための社会化(家族以外の人や動物、さまざまな音や物、ケージ)
(4)所有者明示(鑑札・注射済票・迷子札・マイクロチップ・首輪など)
(5)避難場所の確認(経路、所要時間、ペットの受け入れ状況など)

問合せ:
・伊賀保健所【電話】24-8080
・市民生活課【電話】41-0931【FAX】22-9641