くらし 【特集】令和7年度当初予算(2)

【歳入・歳出のPOINT】

■歳入のPOINT
・繰入金の減少等で自主財源は0.4%減
・地方交付税の増加等で依存財源は10.1%増

歳入全体における自主財源は、繰入金等において減額を見込んだことなどから、前年度比0.4%減の79億2,648万円を計上しています。また、依存財源は、地方交付税や町債等において増額を見込んだことなどから、前年度比10.1%増の80億6,351万円を計上しています。
歳入全体に占める、それぞれの割合は自主財源が49.6%、依存財源が50.4%となりました。

■歳出のPOINT
・DX推進事業などで総務費は5.4%増
・児童手当の拡充などで民生費は2.7%増

総務費は、住民対応AI※2、定型業務に活用できるRPAの導入を目指すDX推進事業や避難所マンホールトイレ整備事業などにより前年度比5.4%増の21億8,756万円を計上しました。
民生費には、児童手当、障害者介護給付費、私立保育所等運営費負担金が増加したことなどにより、前年度比2.7%増の62億7,398万円を計上しました。
消防費は、はしご車のオーバーホール、消防指令システムの整備費用などで前年度比46.6%増の9億8,828万円を計上しました。

※2 AI…「人工知能」を意味し、人間の言葉の理解や認識、推論などの知的行動をコンピュータに行わせる技術を指します。

※四捨五入の関係で合計額等が合わない場合があります。

【令和7年度の主要事業】
主要な予算をPICK UP 令和7年度の主要事業をご紹介

※令和7年1月1日現在の住民基本台帳人口(40,758人)で計算

◎DX推進事業(住民対応AI、RPA、庁内DX)〔NEW〕
1,889万円
企画情報課
代表電話にAIボイスボット、総合案内にAIアバター接客システム、町ホームページにAIチャットボットなどを導入し、庁内DXを推進します。

◎口座振替WEB受付サービス導入事業〔NEW〕
523万円
会計課
町ホームページ上で申し込み手続きが完了できる菰野町口座振替サービスシステムを導入し、申し込み手続きの簡略化を図ります。

◎避難所マンホールトイレ整備事業
3,600万円
総務課
指定避難所にマンホールトイレを整備し、避難所の衛生環境を向上させ、生活環境整備を図ります。

◎高齢者帯状疱疹ワクチン接種事業〔NEW〕
3,308万円
健康福祉課
重症化率および致死率の高い高齢者に対して、帯状疱疹ワクチンを接種することで、発病または重症化を予防します。

◎妊婦支援給付金支給事業〔NEW〕
2,956万円
子ども家庭課
安心して出産、子育てができるよう、妊娠期から出産・子育てまで一貫した妊婦等包括相談支援事業と妊婦支援給付金の支給を一体的に行います。

◎学校給食センター整備事業
859万円
教育課
専門知識を有する事業者と学校給食センターの整備運営を進め、小学校および中学校の給食事業の充実につなげます。

◎廃棄物処理施設広域化整備事業〔NEW〕
1,492万円
環境課
いなべ市との定住自立圏形成協定に基づき、廃棄物処理施設の広域化に取り組みます。

◎菰野町魅力向上事業〔NEW〕
1,380万円
観光産業課
町内を周遊する新たな旅行商品を観光事業者などと連携して商品開発を行い、観光客の増加につなげて町内での消費活動、地域の活性化を図ります。

◎インバウンド推進事業〔NEW〕
2,194万円
観光産業課
台湾の方のニーズを把握して受け入れ態勢を構築するために、地域活性化起業人のノウハウを生かして、インバウンド誘客の促進を図ります。

◎名勝地総合調査事業〔NEW〕
458万円
コミュニティ振興課
国指定および国登録を受けるために「御在所岳を主峰とした鈴鹿山脈」の名勝、景勝を調査します。