子育て 御浜町立小・中学校適正配置基本計画(素案)について(1)

~少子化を見据えた魅力ある学校づくりに向けて~

「御浜町立小・中学校適正配置基本計画(以下、「基本計画」と表します。)」の令和6年度中の策定に向けて、これまでに3回にわたって、町民のみなさまに「基本的な方向性(1)~(3)」の具体化案についてご意見を伺ってきました。
また、広報みはま10月号で町民のみなさまにご意見を伺った「基本的な方向性(2)」の具体化案「適正配置後の通学手段等(スクールバスの運行を含む)」については、第3回御浜町総合教育会議において承認されました。これらのことを受け、11月に開催された第4回御浜町総合教育会議において、「基本的な方向性(1)~(3)」の具体化案を柱とした「基本計画(素案)」が提案・承認されましたので、保護者や町民のみなさまにお知らせします。

※アンケート調査の結果や「基本的な方向性(2)」の具体化案、基本計画(素案)の詳細版については、右の二次元コードを読み取り、町HPの「少子化を見据えた学校規模の適正化・適正配置について」よりご覧ください。

■基本計画(素案)〔概要版〕
1 町内小・中学校の規模及び学校数
今後も児童生徒数が減少していくという状況を踏まえ、子ども一人ひとりの個性やニーズに応じて学校を選択できるよう、町内の校区を自由化し、小学校・中学校ともに、それぞれ規模の大きな学校と小さな学校の2校ずつに統合します。

(1)規模の大きな小・中学校について
統合によるスケールメリットを活かし、クラス替えのできる1学年2クラス規模の学校とするため、神志山小学校・御浜小学校・阿田和小学校の3校、御浜中学校・阿田和中学校の2校をそれぞれ統合して規模の大きな小学校・中学校を設置します。

(2)規模の小さな小・中学校について
丁寧な少人数での教育に対するニーズに応えるためにも、既存の尾呂志学園小・中学校(小中一貫型小学校・中学校)を存続します。

2 新校舎の建設及び校舎の位置
(1)新校舎建設までの対応について
町内小中学校の防災上の課題や、校舎老朽化の課題を解消するためにも、できるだけ早急に新校舎を建設し、開校と同時に統合する方法を選択します。

(2)新校舎での教育のあり方について
尾呂志学園小学校・中学校での小中一貫教育(*)の実践を参考に、新しく建設する規模の大きい小学校・中学校も小中一貫教育を推進して特色のある学校とし、学校の魅力を向上させます。
(*)詳しくは町HPよりこの素案の詳細版をご覧ください。

(3)小中一貫教育を推進するための環境整備について
早期に新校舎の建設を実現し、かつ小中一貫教育を推進して学校の魅力を向上させていくために、施設一体型の小学校と中学校を建設します。

(4)新校舎の建設場所に求められる条件について
新校舎の建設場所として、以下の条件が考えられます。
1)防災上の課題を解消するために高台の土地に建設する必要があること。
2)小中とも2クラス規模の小中一貫教育を推進する小学校と中学校を併設する2校分の校地が必要となるため、広い面積の用地が必要となること。
3)早期建設に向けて用地取得が容易な場所であること。
4)スクールバスの運行や児童生徒の登下校の安全性を確保するため道路の広さなど交通事情の良い場所であること。
5)町民のみなさまの地域感情や地域バランスなども考慮して、できるだけ町内の中心あたりの通学距離が極端に長くならない位置(海岸部)であること。

(5)新校舎の建設候補地について
このような条件を満たす新校舎の建設場所について、海岸部の近くにある以下の3地区を建設候補地として検討してきました。
また、検討にあたっては(1)防災面から高台にある土地、(2)小中併設のための広い用地の確保の2点を優先度の高い条件としました。

これら3つの建設候補地について(1)~(5)までの条件を総合的に検討した結果、魅力ある学校を建設するために、「B.市木地区(南平)」を建設候補地とします。