くらし 年の初めに
- 1/31
- 次の記事
- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県御浜町
- 広報紙名 : 広報みはま 令和7年1月号 No.669
■御浜町長 大畑 覚
明けましておめでとうございます。皆様には、令和7年の輝かしい新春を健やかにお迎えのことと、心よりお慶び申し上げます。
令和7年度は、第6次御浜町総合計画前期基本計画の最終年度となりますので、総括を行った上で、計画の実現を目指して取り組んで参ります。この前期基本計画では、基本目標が示す分野を横断的、積極的に取り組む施策として、3つの重点プロジェクトを定め、人口減少が進行する中にあっても、地方創生と持続可能なまちづくりを実現するため、本町が直面する大きな課題に挑戦する施策として位置づけています。
昨年は、「安全・安心の確保」プロジェクトでは、悲願であった近畿自動車道紀勢線の新宮紀宝道路を開通させるとともに、防災の強化として、ため池の整備を継続させた他、新たに、海岸部における避難路誘導灯の整備及び中央公民館の非構造部材の耐震化の設計等に着手いたしました。
「地域経済の活性化」プロジェクトでは、みかん産地の再生として、引き続き、新規就農者の確保に取り組み、11名の研修生を受け入れるとともに、新たに、国営団地における灌水用パイプラインの更新等に着手いたしました。更に、商工観光振興として、道の駅ピネの玄関に、施設利用者の利便性向上を図るためのスロープ設置工事に着手いたしました。
「人口減少への挑戦」プロジェクトでは、若い世代の定住促進として、保育料及び小中学校の給食費の無償化を継続するとともに、新たに、町立小・中学校適正配置基本計画の策定や阿田和保育園の移転新築の設計に着手いたしました。更には、町内で出生したこども、又は、転入したこどもに対するキーカード10万ポイント分の支援等による子育て世帯の定住支援の充実を図りました。
本年は、前期基本計画に示した基本理念である「私たちみんなが、町への誇りと愛着を大切にし、私たちみんなが、主体となって進めるまちづくり」及び目指すべき将来像「一人ひとりが、幸せを実感し、『みはま』らしく輝くまち」を、常に念頭に置きながら、計画の実現に向け、これまで進めてきた施策に新たな施策を加えて推進する他、行財政改革にも取り組んで参ります。
基本理念は、最も大切にするまちづくりの目的であり、町への誇りと愛着とは、田舎の小さな町、のんびりした人が多い町、みかんの町、自然豊かな町、犯罪や災害の少ない町、食べ物がおいしい町等々、目指すべき将来像に通じるところがあります。
又、私たちみんなが、主体となって進めるまちづくりとして、令和8年度からスタートする第6次御浜町総合計画後期基本計画については、若手職員や中学生からの提案も参考にしながら、地域住民の皆様も含め、多くの方々に関りを持っていただき、「オール御浜」で策定して参ります。
総合計画は、町の最上位の計画であり、多くの方々にわかりやすい内容にすることで、職員はもとより、住民の皆様に読んでいただけるよう、工夫しながら策定して参ります。なお、目標達成に係る主な具体的手段・方法等については、個別の関連計画及び実施計画においてお示しさせていただきます。
これからも、「健康・安心、自立・協働、活力・挑戦」を大切にする価値観として共有しながら、取り組みを進めて参りますので、住民の皆様には、一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、今年一年の皆様のご活躍とご健勝、ご多幸を心からご祈念申し上げまして、新年のご挨拶といたします。