子育て みんなで考えよう!人権問題

■「子どもが子どもでいられる町」を目指して
ー子どもの権利条約を知っていますかー
人権とは、誰もが生まれながらにして持っているかけがえのない権利で、幸せに生きるためになくてはならないものです。
今回は子どもの人権について、あらためて考えてみましょう。世界の国々の責任として、子どもの権利をしっかりと守っていくために、1989年につくられたのが「子どもの権利条約」です。
子どもの権利条約では、次の4つが、子どもたちが持つ基本的な柱とされています。

◇生きる権利
・住む場所や食べ物があること
・病気やケガをしたら治療を受けられること
・健康に生まれ、防げる病気などから命が守られること

◇育つ権利
・教育を受け、休んだり遊んだりできること
・持って生まれた能力を十分に伸ばしながら成長できること
・自分の名前や国籍を持ち、親や家族と一緒に生活できること

◇守られる権利
・紛争や戦争に巻き込まれず、難民になったら保護されること
・あらゆる種類の暴力や搾取、有害な労働などから守られること
・障がいのある子どもや少数民族の子どもなどは特に守られること

◇参加する権利
・プライバシーや名誉がきちんと守られること
・自由に意見を表したり、団体を作ったり、自由な活動を行えること
・成長に必要となる情報が提供され、子どもにとってよくない情報から守られること

子どもを一人の人間として最大限に尊重し、守っていく「子どもが子どもでいられる町」をみんなでつくっていきませんか。