くらし 知っていますか? 民生委員・児童委員

民生委員・児童委員とは、地域を見守り、地域住民の立場に立って相談に応じる、「地域の身近な相談相手」のこと。
民生委員は児童福祉法に定める児童委員を兼ねており、「民生委員・児童委員」という名前で1つの役職です。委員の中には、子どもや子育てに関する支援を専門的に担当する主任児童委員もいます。

■こんな相談を関係機関につないでいます
・高齢になり、ひとり暮らしが心配
・障がいがあり、生活が不安
・経済状況を相談したい
・子育てに自信がなく、悩みがある

必要な福祉サービスが受けられるよう、委員は住民と行政・福祉事業者などの関係機関をつなぐパイプ役を担っています。
〔連携する機関の例〕
・市役所
・社会福祉協議会
・学校
・地域包括支援センター
など

■こんな活動をしています
◇青色パトロール
学区社会福祉協議会やまちづくり協議会、学区民生委員児童委員協議会が連携して行っているもので、特に子どもや女性への犯罪防止に貢献しています。

◇寸劇
人気キャラクターを使った寸劇「福祉ってなに?」など、福祉を紹介する寸劇を小学校で実施。お互いを支え合う社会を分かりやすく伝えています。

◇布芝居
19人の主任児童委員が市内小学校や子育て支援施設などで布芝居を披露。保護者の思いや心配事の話も聞きながら、子育て家庭を応援しています。

■3年目の委員にインタビュー
◇人とのコミュニケーションを大切にする
民生委員・児童委員 八幡学区 川端典子さん
仕事を辞めて数年たった時、自治会からの推薦により、民生委員・児童委員になりました。最初は何をすればいいのか分かりませんでしたが、人とのコミュニケーションを大切に、自分にできることから活動することを心がけました。そうすることで、今までにない人との出会いとつながりができ、老若男女問わずお話させてもらう機会が増え、仲間とともに今では楽しく活動しています。
今の時代、人とつながることは難しいこともありますが、楽しいこともたくさんあります。もし委員になってほしいと誘われたら、まち探検で新しい発見と人との「出会いとおしゃべり」をぜひ楽しんでほしいと思います。

◇無理をしない。自分がまず楽しむ
民生委員・児童委員 老蘇学区 猪田道朗(いのだみちお)さん
これまで仕事と趣味だけやってきましたが、定年になって自分の時間の使い道を考えていた時に委員に誘われました。行政関係のことは一切分かりませんでしたが、「自分のこれまでの人生経験を踏まえ、助言できる立場も面白いのではないか」と思い、委員になりました。自分のプライベートなスケジュールも大事にして委員の活動を行っており、プライベートとの両立に悩んだことはありません。だからこそ委員の活動が続けられているのだと思います。また、イベントへの参加依頼が来た時も、一緒になって楽しんでいます。
私もまだ迷いながら活動している立場ですが、皆さんがもし「委員をやらないか」と声がかけられたら、「“人と関わることが好き”、または“地域のために何か活動したい”と思われている」と前向きにとらえてほしいですね。

■今年は3年に1度の改選年! あなたも民生委員・児童委員として活動しませんか?
民生委員・児童委員の任期は3年です。現在の委員が令和7年11月30日で任期満了となるため、12月に一斉改選が行われます。ご興味のある人は当課、またはお近くの委員にお声がけください♪

問合せ:福祉政策課
【電話】36-5585・【FAX】32-6518・【ホームページID番号】7745