- 発行日 :
- 自治体名 : 滋賀県竜王町
- 広報紙名 : 広報りゅうおう 令和7年8月号
■学びは気づきのチャンス
本年は、竜王町人権教育推進協議会の設立50周年、竜王町人権尊重のまち宣言の制定30周年など、全ての人々が生き生きと暮らせる町づくりをめざし、さまざまな取り組みが進められてからの節目の年を迎えます。
毎月11日が「人権を確かめ合う日」に制定されて以降、町内の各公民館などでのぼり旗が掲出され、「人権」の言葉が身近に感じられるようになりました。自治会や各種団体・企業などでも、人権研修会の開催に創意工夫を重ねながら積極的に取り組まれてきました。そんななか、「人権」に対する私たち一人ひとりの姿勢や向き合い方について、今一度考えてみたいと思います。
「人権の話は、難しくて堅苦しい!」の一言で片づけたり、「私には関係ないもん!」と避けたりしている自分はいないでしょうか。私も、以前はそういう一面がありました。しかし、ある人から「人権というものは、自分の心はどうだろうと、自分自身を振り返るところから始まる」と聞いたとき、「人権って、自分のことなんや」と気づき、印象が変わりました。
その後は、少しずつですが学びの場を重ね、そのたびに「自分のために」という気持ちが芽生え、参加意欲につながっているように思います。学びの成果は、慌ただしい毎日を過ごすなかで次第に薄れそうにもなりますが、機会を見つけては振り返る時間を大切にして、これからも豊かな生活をめざしていきたいと思います。
文:人権擁護推進員