健康 認知症になっても安心して暮らせる多賀町へ

◆9月はアルツハイマー月間
アルツハイマー月間は、認知症の中でももっとも一般的なアルツハイマー病についての理解を深め、啓発活動や早期診断・治療の促進を目的として定められた期間です。この期間を通じて、社会全体で認知症に対する理解を深め、支援体制を強化することで高齢者やそのご家族の生活の質向上を図ることが狙いです。多賀町では、このアルツハイマー月間に合わせて、認知症に関する正しい情報提供や啓発活動を積極的におこなっています。

◆知っておこう!認知症の基本
認知症とは、脳の細胞の損傷によって、記憶力や判断力、物事を理解したり考えたりする能力が低下することで日常生活に支障をきたす状態をいいます。たとえば、物忘れがひどくなったり、自分の名前や行き先を忘れてしまったりします。加齢とともに認知機能は少しずつ低下し、新しいことが覚えにくくなったりしますが、「加齢による物忘れ」と「認知症による物忘れ」は違います。それが認知症かどうかは医師の診断によります。また、65歳未満の方が認知症になることもあり、それを「若年性認知症」と呼びます。認知症は必ずしも年齢とともに起こるわけではなく、早期発見や適切なケアによって進行を遅らせることも可能です。

◆認知症を知る・読むキャンペーンぜひお立ち寄りください!
期間:9月1日(月)~30日(火)
多賀町立図書館と多賀町総合福祉センター「ふれあいの郷」で『認知症を知る・読むキャンペーン』を開催し、認知症関連本を集めた展示ブースを作り、来館者に広く啓発を実施します。
多賀町中央公民館「結いの森」では、認知症キャラバン・メイトの活動紹介、認知症予防に取り組む自主活グループの活動紹介を展示しています。

◆認知症を学ぶつどいを開催します
「認知症」のことを正しく理解していただき、認知症になっても地域で安心して暮らせる支援や、あたたかい見守りができるまちづくりを目指して開催します。今回は、長年介護現場でご活躍され、ご自身も家族の介護をされている湯本さんにご講演いただきます。ぜひ、ご参加ください。
日時:9月27日(土)13:30~15:30(受付13:00)
場所:多賀町中央公民館「多賀結いの森」ささゆりホール
内容:
・第1部「認知症キャラバン・メイト 活動報告」
・第2部「ちょっと一息!認知症予防体操」
講師:多賀町地域包括支援センター 作業療法士 作田 友哉
・第3部「母と娘の愉快な介護~よっちゃん語録より~」
講師:多賀町認知症キャラバンメイト 湯本佳代子さん

◆認知症キャラバン・メイトをご存じですか?
認知症キャラバン・メイトとは、認知症に対する正しい知識と具体的な対応方法などを住民の皆さんへ伝えるボランティア活動をされている方達で、多賀町には現在20人おられます。
「認知症を学ぶつどい」をはじめ、「認知症サポーター養成講座」などの啓発活動や地域住民の皆さんの身近な相談者として活動されています。
認知症サポーターとは、何か特別なことをする人ではありません。認知症の人やその家族を温かく見守る「応援者」です。認知症について正しく理解し、偏見を持たず、自分のできる範囲で活動します。
毎年、町内の小学6年生、中学3年生を対象に「認知症サポーター養成講座」を開催しています。
また、自治会やサロンなど地域にも出向いていきます。
ぜひ興味がありましたら、地域包括支援センターまでお問い合わせください。

◆オレンジカフェに来てみませんか?
オレンジカフェとは「認知症カフェ」です。
認知症の方々やそのご家族、また地域の皆さんが気軽に集まり、交流できる場所です。
多賀町では、認知症の人やその家族が地域から孤立することを防ぎ、認知症になっても安心して住み続けることができる地域づくりを目指しています。

▽認知症カフェ【あんばい】
日時:10月3日(金)13:30~15:30
場所:もんぜん亭

▽認知症カフェ【ひまわりの日】
日時:9月18日(木)・10月16日(木)13:00~15:00
場所:こいしまるのいえ(富之尾1586-2)

認知症では?心配になったら一人で悩まず、相談を!
多賀町地域包括支援センター(多賀町福祉保健課/多賀町総合福祉保健センター「ふれあいの郷」内)
【有】2-2021【電話】0749-48-8115