- 発行日 :
- 自治体名 : 京都府京都市
- 広報紙名 : きょうと市民しんぶん(音声読上げサービス版) 令和7年3月1日号
松井市長の公約実現に向けた新しい動きなどを紹介しているこのコーナー。今回は不登校の子どもたちへの新たな支援を紹介します。
新京都戦略案では…子ども・若者に関する施策の1つに、不登校など支援が必要な児童・生徒への取り組みの充実を掲げています。
■不登校の子どもたちへのこれまでの支援
市では、不登校の子どもが在籍する学校での支援に加えて、一人一人の個性に合わせた多様な居場所づくりなどを進めています。
●こんな居場所があります
▽学びの多様化学校(洛風中・洛友中)
不登校を経験した子どもが無理なく学習できるよう、柔軟で特色ある教育課程を編成。
▽ふれあいの杜(もり)
不登校が長期化した子どもたちの活動の場として開設。
■ICT(注)を活用したオンラインの居場所実証研究
注:情報通信技術
人と会う時、過度に緊張したり、外出が困難な子どもにとって、対面での学びはハードルが高いものです。
そこで、自宅から参加できる「オンラインの居場所」の実証研究を開始。本格実施に向けて、子どもたちに参加してもらいながら進めています。
▽オンラインの居場所ってどんなところ?
週1回、コンピューター上の仮想空間で授業を実施。理科や防災など多様なテーマで展開しています。
顔を出すのが恥ずかしい→カメラはオフでOK
対面の会話が苦手→チャットで交流可能
▽参加した子ども・保護者からの意見
・目の前に人がいないので、緊張せず参加できた
・子どもが授業内容などを嬉しそうに話してくれる
この取り組みを支援の入り口として、今後も子どもたちの心に寄り添った、きめ細かな支援を充実させていきます。
その他の不登校に関する取り組みはHPで紹介しています。
問合せ:生徒指導課
【電話】213-5622【FAX】213-5237