健康 [特集]早期発見で守る、私の未来 がん検診に行こう!!(1)

自分の身体のこと気にかけていますか?
みなさんが病院を受診するのはどんなときですか?
「熱がある」「歯が痛い」「花粉症がつらい」「転んで足が痛い」など、分かりやすい症状があるときや日常生活に支障があるときではないでしょうか。
一方で、自分では気付きにくい身体の変化の一つが「初期のがん」です。
症状や痛みがないため、自分でも気づかないうちに進行していることがあります。症状がないから大丈夫!ではなく、自分の未来を守るためにもがん検診を受けましょう。
今号では、がんの中でも宇治市民の死亡率が全国平均を上回っている胃がん・肺がんを特集します。

◇全国で見る 胃がん・肺がんの生存率

出典:希望の虹プロジェクト

[POINT]
初期のがんは自覚症状がないため、早期発見するためにも定期的にがん検診を受けることが大切です。

現在、日本人でがん(悪性新生物)と診断されるのは2人に1人で、この20年間でおよそ2倍に増えています。健康だと思っている方も決して他人事ではありません。
働き盛り世代や子育て中の方などは、忙しい毎日の中で、がん検診をつい後回しにしていませんか。
初期のがんは自覚症状がほとんどありませんが、早期発見することができれば、医療の進歩によって、がんの半数以上は治る時代となっています。がんを早期発見するためには「がん検診」は非常に有効です。年齢や性別によって検診は様々です。今受けられるがん検診のタイミングを逃さないでください。
あなた自身、そしてあなたの大切な人の未来のため、是非、がん検診を受診いただきたいと思います。
宇治市長 松村 淳子(まつむら あつこ)

■INTERVIEW 市のがん検診に感謝しています
稲吉さんは、市のがん検診で細胞ががん化していく“前がん病変”(ステージIより前の段階)を早期発見し、手術で完治。
今では元気に日常生活を送っています。
「あのとき受けていなかったらと思うと…」と語る稲吉さんに、検診の大切さを伺いました。

▽検診のきっかけは市政だより
仕事をしていた時期は職場の検診を受けていました。宇治市のがん検診制度は知りませんでしたが、市政だより「肺がん・胃がん検診に行こう!」を見て、宇治市の集団検診を知りました。この数年で5人の知人が肺がんで亡くなったこともあり、肺がんと胃がんの集団検診を受けました。肺がん・胃がん検診をあわせても1時間程度で終わったので、考えていたよりスムーズに受診出来ました。

▽早期発見で体への負担も少なく
検診では肺がん検査で要精密検査が必要とされ、総合病院で精密検査を受けました。がんと断定はできないが1センチほどの腫瘍があると言われ、経過観察の手もありましたが、思い切って手術を受けました。手術後、がんになる一歩手前の「前がん病変」であったことが分かりました。このタイミングで発見出来たことは本当に幸せでした。私は今回の手術で右の肺の10分の1を切除した為、以前に比べて少しだけ息切れをすることもありますが、早期発見により手術を行うことが出来たので、術後の回復も早く、すぐに普段通りの生活に戻ることが出来ました。

▽充実した毎日を
早期発見出来たことで、手術前と同じく趣味のウォーキングや尺八演奏、仏像彫刻など、いろいろな事を楽しみながら毎日を過ごしています。たまには妻と旅行に行くことも楽しみのひとつです。妻も、早期発見のおかげで変わらず毎日を元気に過ごせて良かったと喜んでくれています。

▽私の経験からみなさんへ
がんは高齢者に多いイメージはありますが、入院した際、40代の肺がん患者の方と同室となりました。若くしてもがんになるということを実感しました。私には3人の息子がいるのですが、今回の経験を踏まえて息子たちにもがん検診を受けるように伝えました。私は今回の検診で命を救われたと思っています。是非、働き盛り世代や子育て世代のみなさんにも肺がん・胃がん検診を受けていただきたいと思います。