- 発行日 :
- 自治体名 : 京都府京田辺市
- 広報紙名 : ほっと京たなべ 令和7年7月号(No.950)
■シリーズ(2) 中学校給食の舞台裏
学生グループが市職員を取材して、より良いまちづくりのために力を入れている点や工夫していること、こだわりなどを教えてもらい感謝を伝える「京田辺ありがとうプロジェクト」。第2回目は、中学校給食に携わる担当者に話を伺いました。
◇献立の工夫は?
できるだけ地元産の旬の野菜を使用しています。また、全国各地の食文化を学んでもらうため、月1回は郷土料理を取り入れています。家庭ではなじみのない食材を献立に取り入れることで、食の知識を広げています。そして塩分を抑える一方、だしは慣れ親しんだ小学校給食と同じように、昆布・削り節・煮干しを使ってうま味を引き出すなど、安全で栄養バランスのとれた献立にしています。
◇衛生面での工夫は?
調理室は、食材の搬入から調理・配送までの作業を一方通行にすることで、異物の混入を防止しています。また、床に水が落ちないドライシステムを採用することで、室内の細菌の繁殖を防いでいます。調理時に出る生ごみは微生物によって水とCO2にバイオ分解される設備を導入しているので、環境に優しく臭いの発生も抑えることができます。
◇施設・機器での工夫は?
スチームコンベクションオーブンを導入することで、焼き・蒸し料理の提供を行っているほか、配送には、関西初となる電気トラックを使用することで、環境に優しく授業中でも静かに給食や食器を搬入することができます。
施設内は、ガラス越しに調理現場の見学や、大きな鍋をかき混ぜる体験などを通じて食育が学べる場としています。
■取材で感じたこと
生徒に提供される給食は、栄養教諭・管理栄養士・事務職員・調理スタッフ・配送ドライバーなど多くの人の支えで成り立っていると知りました。毎日温かい給食を食べられることに感謝し、大切に味わってもらいたいです。給食に関わってくれている皆さん、ありがとうございます!
■私たちから皆さんにクイズ!
Q1:1日に作る給食の量は何人分?
Q2:1日に調理に関わる調理員の数は?
A1:約2,100人分(3中学校)
A2:23人
問合せ先:秘書広報課
【電話】64-1320