- 発行日 :
- 自治体名 : 京都府京田辺市
- 広報紙名 : ほっと京たなべ 令和7年9月号(No.952)
■デコ活とは?
2050年までにCO2排出量実質ゼロを目指すゼロカーボンシティの実現に向けて、家庭や暮らしでも大幅な温室効果ガスの削減が求められています。そこで国・自治体・企業などは、国民・消費者の行動変容やライフスタイル変革を強く後押しするため、新しい国民運動「デコ活」を展開しています。
■まずはここから 脱炭素につながる4つのアクション
〔デ〕電気も省エネ 断熱住宅
〔コ〕こだわる楽しさ エコグッズ
〔カ〕感謝の心 食べ残しゼロ
〔ツ〕つながるオフィス テレワーク
■これからのファッションを持続可能に
◇みんなでできる「デコ活アクション」衣編
近年、サステナブルファッションへの取り組みが急速に広がっています。サステナブルファッションとは、衣服の生産から着用、廃棄に至るプロセスにおいて将来にわたり持続可能であることを目指し、生態系を含む地球環境や関わる人・社会に配慮した取り組みのことです。
環境省の調査(令和3年3月)では、日本の家庭から手放される衣服の量は、年間約75万トンで、そのうち約50万トンがごみとして出されています。そのごみの約48万トンが焼却・埋め立てで処分されており、大型トラックで換算すると、1日当たり約130台分に相当します。その他にも次のような調査結果が明らかになりました。
・家庭から手放される衣服で、ごみとして処分される衣服をすべてリサイクルし、原材料に再供給された場合、年間で最大約2,500万トンのCO2排出量が削減できる。
・1年間で1回も着られていない服が1人当たり25着もある。
◇チャレンジエコアクション!
私たちが次の行動をとることで、ファッションと環境の未来をより良いものに変えていくことができます。
・今所有している1着をできるだけ長く着よう。
※現在よりも1年長く着ることで、日本全体として4万トン以上の廃棄量が削減できます。
・古くなった服をリペア(修理・修復)やリメイク(作り直し)して愛着を持って着よう。
・古着をリサイクル店に持ち込もう。
※ごみとして廃棄・焼却されなければ、服1着の回収によって、約0.5kgのCO2排出量が削減できます。
・バザーやフリーマーケットアプリなどを活用して再利用しよう。
※手放された服の約20%しか古着としてリユースされていません。
・オーガニックコットンや再生原料などの素材で作られた服を選択しよう。
※CO2排出量の45%以上が、原材料の調達(天然繊維を栽培するための水の消費や化学肥料の使用、合成繊維の元となる石油の使用や工場でのCO2排出など)によるものです。
問合せ先:環境課
【電話】64-1366