- 発行日 :
- 自治体名 : 京都府京田辺市
- 広報紙名 : ほっと京たなべ 令和7年9月号(No.952)
■シリーズ(4)まちの防災の舞台裏
学生グループが市職員を取材して、より良いまちづくりのために力を入れている点や工夫していること、こだわりなどを教えてもらい感謝を伝える「京田辺ありがとうプロジェクト」。第4回目は、まちの防災に携わる担当者に話を伺いました。
◇努力していることは?
災害には地震など突然襲ってくるものがあるので、各家庭での日ごろからの備えが重要です。しかし、人は自分事として捉えられないとなかなか行動には移せません。そこで、防災について少しでも関心を持ってもらうため、広報紙での特集やパンフレット作成・ホームページ・SNS・防災情報メール・出前講座など市民の目に触れる機会を増やす努力をしています。また、市民まつり(たなフェス)などのイベントでブースを設け、来場者に楽しみながら防災を学べる取り組みも行っています。
◇日本語が通じない外国人に向けての発信は?
市内に住む約1,500人の外国人のために、これまでの英語に加え、国籍が多い中国・韓国・ベトナム語に翻訳したハザードマップを令和5年度に作成しました。翻訳には、広報紙で毎号アメリカ文化を紹介していた国際交流員や同志社大学の先生・留学生・留学生OBの皆さんに協力いただきました。
◇普段から心掛けていることは?
災害発生時には、私たちの部署だけでなく、多くの市職員が対応に当たります。私たちは司令塔となり、コントロール役を担うため、災害時に円滑に対応できるように普段から他部署の職員との積極的なコミュニケーションを心掛けています。
◇取材で感じたこと
何かあっても「国や自治体が守ってくれる」と思いがちですが、職員も一市民です。職員や家族が被災する中で、助けてくれる「誰か」のことを考えると、まずは自分でできる備えはきっちりしようと思いました。
◇私たちから皆さんにクイズ!
Q1:自分で備える「自助」・地域で助け合う「共助」・行政が行う「公助」災害対策の基本となるのは?
A1:自助。各自で備えておきましょう。
Q2:避難所運営訓練が未実施の学校は?
A2:昨年の同志社国際高校で、避難所となる全14カ所の学校全てで訓練を終えました。
問合せ先:秘書広報課
【電話】64-1320