- 発行日 :
- 自治体名 : 京都府井手町
- 広報紙名 : 広報いで 令和7年6月号 No.633
心身の健康を維持し、生涯にわたり生き生きと暮らしていくためには、様々な経験を通じて食に関する知識と食を選択する力を得つことが重要です。この機会に、日頃の食生活を見直し、家族や身近な方々と一緒に「食」について考えてみませんか。
■家庭でこんな取り組みしていますか?
・ご家庭の自慢料理を子どもたちに伝えていきましょう。
・家族そろって一緒に食事をする時間をつくりましょう。
・生活習慣病予防のために、日本食の良さを見直し、栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。
・朝ごはんをしっかり食べ、早寝早起きを心がけましょう。
■学校給食について
「学校給食法」に基づき、教育活動の一環として実施されるものです。成長期にある児童生徒の心身の健全な発達のため、栄養バランスのとれた食事を提供するとともに、望ましい食習慣と食に関する実践力を身につけさせるための重要な教材としての役割も担っています。
■学校給食の目標
学校給食法では、学校給食の目標として次の7つを掲げています。
(1)適切な栄養の摂取による健康の保持増進
(2)食事について正しい理解を深め、健全な食生活を営む判断力や望ましい食習慣を養う
(3)明るい社交性と協同の精神を養う
(4)自然の恩恵について理解を深め、生命、自然を尊重する精神や環境の保全に寄与する態度を養う
(5)食生活が多くの人々の勤労に支えられていることを理解し、感謝する
(6)伝統的な食文化を理解する
(7)食料の生産や流通、消費について、正しく理解する
■栄養管理と献立作成
子どもたちが健康に成長するために国が学校給食摂取基準を定めています。この基準に基づき、栄養教諭が献立を作成しています。
学校給食の献立は、主食・主菜・副菜・汁物・牛乳の組み合わせを基本としています。食材には、季節の食材や、普段の食事では摂りにくい豆類や海藻類、種実類などを積極的に使用しています。郷土料理や行事食を取り入れるなど、さまざまな工夫を凝らしながらバラエティーに富んだ献立を実施しています。
■食物アレルギー対応について
平成29年8月、給食センター内に食物アレルギーのある児童・生徒に対して、原因となる食品を除いた除去食や代替食の提供が可能となる専用調理室を設けました。専用調理室はまわりを壁で仕切り、天井を取り付け、空調設備も備えており、この専用調理室において、食物アレルギーの原因となる食材を除去した除去食や、代替食を調理し、提供を行っています。なお、対象児童生徒ごとに、調理、配食、配膳などの計8段階でチェックを行い、誤食や誤配を防ぐよう努めています。
■衛生管理の徹底
給食センターでは衛生管理も徹底しています。センターに届いた食材は、下処理室できれいに洗い、食材のカットは別の部屋で行うなど、作業ごとに部屋を分けています。食品の動線を一つに限定することによって食品の汚染が生じないようにしています。
■井手町では0歳から中学校卒業までの給食費が無料です
井手町では、平成30年4月から小学校3,900円(月額)、中学校4,200円(月額)と物価高騰分を全額補助しています。また保育園でも令和元年10月から全園児の給食費を町が負担しています。
井手町では、0歳から義務教育が終了する中学卒業まで、給食に係る保護者負担はありません。
問合せ:井手町立学校給食センター
【電話】82-3617