- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府大阪市港区
- 広報紙名 : 広報みなと 令和7年7月号
■水防団はあなたの力を求めています
◇水防団とは
河川の氾濫や高潮などの水害への対策には、堤防などの施設整備のほか、人の手による水害の発生を防ぐ活動(水防)があります。地域住民が自らの地域を自らの手で守るための減災活動を担う組織が水防団です。
◇報酬等は?
水防団員は非常勤の公務員です。水防訓練に参加した場合や非常時に出動した場合は、出務手当や作業手当などが支給されます。
◇水防団の活動
平常時は堤防の巡視点検などを行うほか、水防事務組合が行う水防訓練にも参加しています。台風の接近時など河川の氾濫や高潮の恐れがある場合には、河川の警戒巡視や土のうによる浸水防止、防潮堤のある場所では鉄扉の閉鎖を行うなど、水害発生を未然に防ぐ役割を果たします。
◇水防団に入団するには
水防団は、津波や高潮などによる水害を最小限にくい止め、地域住民の生命・財産を守る活動を行っています。普段から防潮鉄扉の巡視や水防訓練に取り組んでいます!
訓練回数:年2~3回程度
入団資格:港区内に在住または勤務の18歳以上の方
※水防団員は非常勤の特別職地方公務員です
問合せ:淀川左岸水防事務組合 防潮本部
【電話】6572-2300
■台風や高潮などで水門や防潮鉄扉が閉まるまで
気象台…水門と防潮鉄扉をしめよう! 国…水門をしめるぞ! 水門
気象台…水門と防潮鉄扉をしめよう! 大阪府…防潮鉄扉をしめるので、交通整理をお願いします 警察署…○○町1丁目に出動! 防潮鉄扉
気象台…水門と防潮鉄扉をしめよう! 大阪市…防潮鉄扉をしめてください! 水防団…防潮鉄扉をしめに行くぞ! 防潮鉄扉
■令和7年度港区防潮鉄扉開閉操作訓練を実施しました!
令和7年6月6日(金)、港区では水防団による水門や防潮鉄扉を開閉する訓練を実施しました。年に1回訓練しておくことで、開閉の手順や自身の安全確保などについて再確認することができるため、非常に大切な訓練です。平成30年に発生した台風21号の時は、実際に水防団が水門や防潮鉄扉を閉鎖し、港区内への浸水を防ぎました。
■出水期(しゅっすいき)への備え、できていますか?
出水期とは、6月から10月までの梅雨時期から台風シーズンまでをさし、大雨による災害がおこりやすい時期です。特に最近は、「ゲリラ豪雨」や「線状降水帯」といった現象で、1時間雨量が100mmを超える豪雨となることもあります。しかし、大雨はある程度予測できますので、日ごろの備えと適切な対応で被害を最小限に抑えることが可能です。普段から、いざという時に備えておきましょう。
◆命を守る3つのポイント
◇危険を知り、いざという時の行動を決めておく!
「水害ハザードマップ」で自宅の場所が最大何メートル浸水する危険があるかを調べ、いざという時に「どこを通って」「どこに逃げる」かを決めておきましょう。
※自宅もしくは知人宅に高さがあり浸水を避けることができる場合は「在宅避難」をお願いします。
◇浸水が始まる前に逃げる!
警戒レベルに注意し、大阪市から避難情報が発令されたら「在宅避難」ができない方はすぐに避難を始めましょう。
※警戒レベルは余裕をもって早めに発令されることがあるので、そのときは大したことがなくても「これぐらいなら大丈夫」と勝手な判断をしないようにしましょう。
◇安全に避難する方法を知っておく!
・水がひざの深さになると歩くのが困難になり、くるぶし程度の深さでも流れが激しいと転倒する可能性があります。…無理に歩かず、近くの3階以上の建物に一時避難しましょう。
・肌が露出した服装は避け、すべりにくい靴をはきましょう。…長靴は中に水が入ると歩きにくくなるので危険です。
・見えない水面下には、ふたの外れたマンホールや側溝などの危険な場所があります。…傘や杖などを使って地面を確認しながら歩きましょう。
◆大雨で河川氾濫が起きそうなとき
◇災害時の情報(警戒レベル) 警戒レベル1
気象庁が発表 早期注意情報
みなさんの命を守る行動
心構えを高める
・気象情報に注意
◇災害時の情報(警戒レベル) 警戒レベル2
気象庁が発表 洪水注意報、大雨注意報等
みなさんの命を守る行動
避難行動を確認
・ハザードマップで避難経路を再確認
・周辺の雨の状況に注意
◇災害時の情報(警戒レベル) 警戒レベル3
市が発令!危険な場所から高齢者等避難
警戒レベル3相当…国土交通省・気象庁・府が発表氾濫警戒情報、洪水警報等
みなさんの命を守る行動
高齢者等避難に時間を要する人は避難
・親戚宅・知人宅・職場など、浸水しない(3階以上を含む)より安全な場所へ
・最寄りの避難所へ
・警戒レベル4全員避難に備えて非常持出袋を再確認
◇災害時の情報(警戒レベル) 警戒レベル4
市が発令!危険な場所から全員避難!! 警戒レベル4相当…国土交通省・気象庁・府が発表氾濫危険情報等
みなさんの命を守る行動
速やかに避難先へ避難
・親戚宅・知人宅・職場など、浸水しない(3階以上を含む)より安全な場所へ
・最寄りの避難所へ
避難の途中で危険を感じたら、近くの安全な場所へ
・最寄りの避難所へ
・高い建物や高い場所へ
・最寄りの避難場所(水害時[津波]避難ビルへ)
浸水の中を避難するのはとても危険です
◇災害発生又は切迫!
災害時の情報(警戒レベル) 警戒レベル5 市が可能な範囲で発令!緊急安全確保
警戒レベル5相当…国土交通省・気象庁・府が発表氾濫発生情報、大雨特別警報等
みなさんの命を守る行動
命の危険直ちに安全確保!
・最寄りの避難所へ
・最寄りの避難場所(水害時[津波]避難ビルへ)
・高い建物や高い場所へ
※河川や災害の状況により必ずしもこの順番で情報がでるとは限りません。状況に応じた柔軟な対応が必要です。
◆活用しよう!防災ツールいろいろ
◇スマートフォンアプリ「大阪防災アプリ」
大阪市からのお知らせや防災情報をプッシュ通知で配信するほか、日ごろから使える雨雲レーダーでは、雨量情報や台風情報をリアルタイムで表示。防災マップでは、避難場所への経路や災害種別の浸水想定区域等を確認できます。ブザーやスマホライトなど、いざという時に役立つ機能も。やさしい日本語や英語・中国語・韓国語にも対応しています。
◇市民防災マニュアル
災害に対する「心がまえ」や「備え」についてまとめた大阪市発行の冊子です。各区役所や市役所で配布しています。大阪市ホームページでもご覧いただけます。
問合せ:協働まちづくり推進課(安全・安心)
【電話】6576-9881【FAX】6572-9512