- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府池田市
- 広報紙名 : 広報いけだ 2025年3月号
池田市長 瀧澤 智子
早いもので、今年度も終わりを迎えようとしています。この時期は今年度の集大成ともいえるイベントの実施や事業の最終回を迎えています。
その1つが「いけだ防災フェア」です。五月山体育館では楽しく学べる防災プログラムを実施し、五月山公園では自衛隊による炊き出し訓練や日清食品のキッチンカーによるミニチキンラーメンの提供、消防のレスキュー体験、各種車両の展示を行いました。当日は自主防災組織、渋谷中学校、企業、組織、団体、大学生の皆さんにもご協力をいただき、大規模な体験型イベントができました。今年は阪神・淡路大震災の発災から30年という節目の年です。多くの方に、防災の意識と災害への備えを再認識いただけたと考えています。
次に女性の挑戦を後押しする「Ikeda Women’s Network(IWN)」は全5回のプログラムを終え、皆さんからチャレンジ宣言をしていただきました。ご自身の経験を生かし課題の解決をめざされる多くの企画があり、特に優秀であった2人にチャレンジ支援金をお渡ししました。修了書を交付し幕を閉じましたが、皆さんの新しい一歩の始まりですので、伴走できる体制を作っていきたいです。早速、参加者同士での交流や創造が生まれようとしており、今後の展開が楽しみです。
さらに「いつもyobouいけだ」という、いつまでも健やかで心豊かな生活ができるための取り組みの中の「学びの場」のプログラムの1つに「男・本気のスープ教室」があり、全6回の最終回の様子を視察しました。最終回は受講者の皆さんが何を作りたいかを考え、班に分かれ役割を決めて作業をされていました。皆さんとても真剣に取り組まれる中で、途中、講師に味の確認やアドバイスを求めている姿がとてもほほえましく感じました。受講者は60代、70代の方が多いですが、最高齢は85歳!私もいつまでも学ぶ姿勢というのは大事にしたいと思いました。
今年度も多くの事業を実施できたわけですが、その背景には多くの職員がアイデアを出し、準備、運営に携わっています。私の想いを形にしてくれたことに感謝の気持ちを持ち、新年度に向けての歩みを進めていきたいと思います。