くらし みんなで取り組む総合計画

「『だったらいいな』を叶えるいけだ」をキャッチフレーズとして5年度からスタートした「第7次池田市総合計画」では計16の施策を推進しています。その施策の中から毎号1つ取り上げ紹介します。総合計画をもっと知って、あなたも一緒にまちづくりに参加しませんか?

■今月紹介する施策は…生涯学習の推進と郷土愛の醸成
◆9年度までにめざす姿
市民が生涯を通じて主体的に学び、その成果を地域での活動にいかすことで、「学びと活動の好循環」が生まれるとともに、郷土の歴史・文化への理解を深めることにより、それらを自らの手で守り伝える意識が市民一人ひとりに芽生えている。

◆教育部 歴史民俗資料館
藤本学芸員が紹介します

当館では、常設展「目で見る池田の歴史」と年数回の企画展・特別展を通して、本市の歴史文化について紹介しています。また、学校への出前授業や見学対応、記念講演会、各種イベントなどを通して、さまざまな形で市民の皆さんに本市の歴史文化の魅力を知ってもらえるよう努めています。
そして、これらの活動の基盤となる貴重な歴史資料や美術作品、考古遺物などの収集・保存も私たちの重要な業務の1つです。

◇「池田の歴史」って?
歴史と聞くと、なんだか難しく思われるかもしれませんが、皆さんが手に取っている広報誌(パソコンやスマートフォンで閲覧できるものを含む)も、いずれは本市、ひいては日本、世界の歴史の1つとなっていきます。当館で収集し、展示として紹介している「池田の歴史」は、本市に関わる人々のさまざまな営みが積み重ねられてできた集合体です。

◇企画展を通して知る「池田の歴史」
6年度は、「開校150周年!池田の小学校」と題して、市内の小学校の歴史について紹介する特別企画展を開催しました。当時の写真や教科書などの展示を通して、誰もが通ったことのある小学校にもそれぞれの地域を物語る歴史があり、通っていた人々の思い出があることを知っていただく機会となりました。
3月19日(水)からは企画展「池田文化と詩歌―その作品と人―」と題し、池田で活動していた歌人や俳人と、その作品について紹介します。

◇歴史文化をつなぐために
歴史文化を将来にわたって守り伝えていくためには、地域の人々が自らその保存・活用に積極的に関わっていくことが必要です。当館では、より多くの人々が「池田の歴史」について興味を持ち、関わることができるように、展示だけでなく、学校への出前授業やイベントなどによって、その裾野を広げています。

◇市民の皆さんへ
人々の生活の変化や、災害、社会情勢の変化などによって、郷土の歴史や守るべき文化は容易に忘れ去られてしまいます。当館ではそうならないように、歴史のバトンを、館蔵資料や研究という形で蓄積し、展示することで皆さんにお渡ししています。
ぜひ一緒に「池田の歴史」のバトンを次の世代へつないでいきましょう。

総合計画の全体版は市ホームページでご覧いただけます。
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問合せ:政策企画課
【電話】754・6213
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