- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府泉大津市
- 広報紙名 : 広報いずみおおつ 令和7年5月号
日常生活での商品の購入やサービス利用にともなうトラブル、契約などの問題を解決するためのページです。
【相談事例】「分電盤の点検に行きます」と電話があり、点検後に高額な分電盤の交換契約をしたが、本当に交換する必要があったのだろうか?
「分電盤の点検に行きます」と電話がかかってきた。電力会社の人だと思い、分電盤の点検を了承した。業者が来訪し、分電盤を点検後「すぐに交換しなければ漏電して火事になる」と言われ、不安になり交換契約をした。後からよく考えると契約金額は20万円と高額で、業者も電力会社ではなかった。本当に分電盤を交換する必要があったのだろうか。
◆分電盤の点検商法(※)にご注意ください!
業者が電話などで突然分電盤やブレーカーの点検を持ち掛けて訪問し、点検後に「すぐに交換しなければ漏電して火事になる」などと不安をあおり、交換の契約を迫る点検商法が増加しています。電力会社やその委託会社をかたる手口もあるのでご注意ください。
分電盤の点検商法に関する相談件数(国内)は令和5年11月末時点で令和4年同期と比べて約25倍となっており、契約当事者の約8割が70歳以上となっています。
※点検商法とは…「点検に来た」「無料で点検する」などと電話や訪問をして、「このまま使い続けるのは危険」「すぐに交換しないと危ない」「今すぐ工事が必要」などと不安をあおり、商品やサービス(給湯器、分電盤、屋根工事、住宅リフォーム工事、排水管工事など)の契約をさせる商法。
◆電気設備の法定点検について
・分電盤は、内部に屋内配線の安全確保などのためのブレーカーなどが内蔵されており、一般的に玄関や洗面所などに設置されています。
・家庭用分電盤などの法定点検は、電力会社などが法令に基づき、4年に1回行っています。
・法定点検は無料で、調査員証などを携帯した作業員が点検を行います。
・法定点検の日時は、事前に書面で案内されます。
・訪問した点検作業員が、その場で設備交換などの契約を持ち掛けることはありません。
・分電盤の交換は電気工事士の資格が必要です。経年劣化などが心配な場合は、電力会社(一般送配電事業者)や地域の電気工事業組合などに相談しましょう。
●参考ホームページ
▽国民生活センター
「分電盤の点検に行きます」の電話から始まる勧誘に注意
▽経済産業省
電気設備の点検等を装った訪問者に御注意ください
※二次元コードは本紙をご覧ください。
◆ワンポイントアドバイス
(1)電話で点検を持ち掛ける業者には安易に点検させない、その場で契約しない。
(2)訪問販売による点検商法は、クーリング・オフができます。
(3)電力に関するお問い合わせ
関西電力送配電(株)
【電話】0800・777・3081
受付:午前9時~午後5時(土・日曜日、祝日・年末年始を除く)
■FMいずみおおつ「こちら消費生活センター」毎月最終水曜日放送中!
毎月、ラジオ「FMいずみおおつ」で、泉大津市消費生活センターに寄せられた相談事例を紹介するとともに、消費者トラブルに巻き込まれないための対処方法や注意情報をお伝えしています。ぜひお聴きください!
放送日時:5月28日(水)午後2時~2時15分
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場所:市役所1階
受付時間:月~金曜日 午後1時~4時
【電話】0725・33・1131