文化 おおつ物語

■史料紹介 和泉国絵図
国絵図とは、主に江戸時代につくられた一国(いっこく)単位の絵図です。慶長(けいちょう)のほか正保(しょうほう)・元禄(げんろく)・天保(てんぽう)に、時の政権や幕府によってつくられたことが従来から知られていますが、それ以外にも、1615(元和(げんな)1)年、1638(寛永(かんえい)15)年、1769(明和(めいわ)6)年などにも全国的な国絵図の作成と徴収がなされていることが判明してきています。また、幕府が諸国に派遣した巡見使(じゅんけんし)や国目付に対しても国絵図が作成・提出されるなど、さまざまな機会に作成され、幕藩体制維持の不可欠な手段となっていました。
本資料は、作成された詳細は不明ですが、岸和田城主の岡部氏に仕えた家に伝わったもので、近世における諸国の歴史や地理的発展を探ることができる重要なものです。
絵図を詳しく見てみると、俵形(長円形)のなかに村名が記されています。赤い線は道が通っていることを示し、村と村が結ばれ、その線の端部には距離が詳細に記されています。また河川や谷筋、山などの地形も記されており、当時の様子をうかがい知ることのできる貴重な資料です。

■企画展「絵図で見る和泉国・助松村」
本資料も展示していますので、ぜひご覧ください。
期間:8月19日(火)まで
場所:おりあみゅー(シープラ内)

問合せ:生涯学習課