- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府泉大津市
- 広報紙名 : 広報いずみおおつ 令和7年9月号
■時を越えて踊り継ぐ泉大津の盆踊り(1)
盆踊りは、農作業の一区切りや夏の終わりを祝う行事として、古くから日本各地で行われてきた伝統行事です。今年は、大阪・関西万博で踊られるなど、盆踊りに関するニュースを目にされた人も多いのではないでしょうか。
もとは亡くなった先祖の霊を供養する「盂蘭盆会(うらぼんえ)」で供養のための踊りを踊ったことに由来します。その後、地域の風習や祭りと結びつき、「盆踊り」として定着していきました。当初は宗教的な意味合いが強かったとされていますが、時代と共に娯楽的な要素も加わり、地域の人々が一堂に集まり、踊りや歌を楽しむ行事へと発展しました。
泉大津の地域に伝わる「あびこ踊り」や「大津おどり」という盆踊りも、そうした歴史の流れの中で育まれた踊りです。どちらも江戸時代には地域に定着していた歴史を持ち、音頭の歌詞には、当時の生活の様相や流行などが反映されているという特徴があります。盆踊りは、単なる娯楽ではなく、地域の歴史や人々の暮らし、信仰を現代に伝えています。
泉大津の盆踊りを体験したい人は、ぜひご参加ください。
※詳細は広報紙40・41ページを参照。
●大津おどり大会
日時:9月14日(日)午後2時~
場所:あすとホール
●あびこ踊り保存会 発表会
日時:9月27日(土)午後1時~3時
場所:勤労青少年ホーム
問合せ:生涯学習課