- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府高槻市
- 広報紙名 : 広報たかつき(たかつきDAYS) 令和7年4月号 No.1445
私たちの生活を豊かに彩ってくれる芸術・文化活動。何が人をひきつけるのか、キラリと輝く皆さんにその魅力を聞きました。
■和太鼓
◇迫力のパフォーマンス 笑顔で一体に
私が和太鼓を始めたきっかけは、高校入学後に先輩の迫力のある演奏を聞いてその魅力に引き込まれたからです。なによりも、演奏中の先輩の満面の笑顔を見て、思わず自分も笑顔になって。楽しそう、自分もやってみたい、と思いました。その経験を今の自分の演奏でも大切にしています。
和太鼓で演奏するときは、単に太鼓を叩いているわけではなく、聞いている人に何を伝えたいか、そのためにはどう表現すれば良いかを考えて演奏します。伝えたいことを基に、楽器やパフォーマンスを取り入れ、表情やリズムを作り、ストーリーを構成するのです。表現者として工夫していくことが、和太鼓の難しさ、奥深さでもあり、面白さでもあります。中でも笑顔は大切な要素で、観客にも自然と笑顔がこぼれ、会場が一体となった瞬間が私は大好きです。
また和太鼓は、伝統芸能として男性が力強く演奏するイメージがありますが、最近は、伝統的な演奏を守りつつも、笛のメロディーやダンスなども取り入れ、現代風に「カッコよく」アレンジされているのも特徴です。幅広くパフォーマンスとして受け入れられ、女性の演奏者も増えています。子どもや海外の人にも大人気で、体験会ではとても盛り上がります。リズムに合わせて叩くという分かりやすさや、バシッと音がそろったときの気持ち良さも、喜ばれる理由だと思います。
高槻には太鼓チームが多数あって、世代やレベル、地域、ジャンルもさまざまです。舞台やイベントなどでも目にする機会があると思いますので、ぜひ自分に合ったチームを見つけて、一度体験してほしいです。
●教えてくれた人
和太鼓Iris
中塚咲さん
◆和太鼓を始めたい人は
日時:月2回
場所:富田ふれあい文化センター
問合せ:【電話】080-6930-1570(キマチ)
・YouTubeで動画も公開中
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