健康 貝塚市歯科医師会

■変わってきた歯みがきの常識
歯みがきをするときは「食後すぐみがく」「歯ブラシを濡らして良く泡立ててみがく」「必ず食後にみがく」これらは、歯みがきの常識といわれてきました。
しかし、現在では違います。
まず、食後すぐではなく、15分~30分待ち、それからみがくのが理にかなっているということです。これは、唾液中の酵素が、口内の環境を中和し、歯の表面を傷つけにくくするためで、酸性のものを飲食した後は特に良いそうです。
また、歯ブラシは、直接歯の表面の汚れを清掃することが良く、乾いた歯ブラシに直接歯みがきペーストをつけて磨くのが好ましいです。さらに、朝起きた時には就寝中の口内の細菌による汚れが激しいため、一旦食前に軽く歯みがきをし、それから朝食をとってまたその後に歯みがきをすることで体内に口内の細菌が入り込みにくくなるのです。
どれも忙しい毎日を送る私たちには難しいかもしれませんが、口の健康ひいては全身の健康のためにも良い事です。少しずつ実践し、歯みがきからより良い健康生活を送りましょう。