くらし 伏見市長の情熱日記

■災害が起きる前にできること
阪神淡路大震災から30年。この間、様々な災害の経験を積み重ね、行政の防災への取り組みは進歩しています。
本市では、阪神淡路大震災を契機として1月中旬に、関係機関と連携した災害対策訓練を行っています。また、大阪北部地震で浮き彫りとなった各部署の具体的な役割や市民への分かりやすい情報発信などの課題に対応するため、市民参加型の総合防災訓練を実施しています。
そして今年は新たに、災害時の被害状況を速やかに把握するためのドローンを用いた実証実験や、地域防災の中核を担う消防団員の増加を図るための大学生向け消防団体験会を実施しました。このように様々な取り組みを進め、迅速で的確な災害対応ができる体制確保に努めています。
しかし、地震をはじめとする災害時には、一人一人による自助と互いに助け合う共助があってこそ被害を最小限にすることができます。市民の皆さんには、今月の特集(8・9ページ参照)を参考に備蓄品の準備をお願いします。また、地域や市が行う訓練にご参加いただき、継続的に防災意識を高めていただくほか、可能な範囲で自宅の耐震補強を行うなど、いざという時の備えをお願いします。