くらし [特集1]投票は自らの意思表示(1)

■選挙権は満18歳から
昨年は7月7日に市議会議員補欠選挙、同月28日に府議会議員補欠選挙、そして10月27日には衆議院議員総選挙と最高裁判所裁判官国民審査があり、多くの選挙が執行された1年でした。
その中で、今回は直近に執行された衆議院議員総選挙(小選挙区)を振り返り本市の取り組みなどとあわせて紹介します。

◆令和6年執行の選挙を振り返って
昨年は10月27日に衆議院議員総選挙と最高裁判所裁判官国民審査が行われました。衆議院小選挙区選出議員選挙において、本市が属する大阪府第15区選挙区では、定数1人に対し4人が立候補しました。
また、比例代表選出議員選挙の近畿ブロックにおいては名簿届出政党が10政党あり、うち2政党がそれぞれ届け出た略称が同じであったため、前回(令和3年)同様、得票率に応じて比例配分される「按分(あんぶん)票」が発生しました。

◆70歳代のみ投票率が微増
今回の衆議院議員総選挙(小選挙区)における本市の年代別投票率結果(抽出調査…市全体の投票率に近い投票率を示した上位3つの投票区を抽出)は、下表のとおりです。全国投票率(小選挙区)は、前回投票率を2.08ポイント下回り、53.85%となりました。
一方、本市の状況は、前回の市投票率を5.73ポイント下回り、52.63%となっています。また、若年層の投票率が相対的に低く、年代層が上がるにつれて基本的に高くなるという傾向は、これまでと変わりません。
次に、本市における各年代層の投票率を見てみます。多くの年代層で前回投票率を下回っていますが、その中でも特に50歳代の投票率が大きく下がっていることと、70歳代が僅かではあるものの全年代層の中で唯一、前回投票率を上回っているとともに1番高い投票率となっていることが特徴的です。また、60歳代も依然高い投票率となっています。

○本市の各年代層の投票率の比較(令和3年と6年)

◆今後の選挙に対する意識
前回はコロナ禍であったため、感染症に関する国民生活に直結する政策に対する関心が高く、今回は政権交代が起こるか否かについての関心が高い選挙だったと推測されます。選挙によって有権者が持つ「関心」は多種多様であると思いますが、今以上に有権者の選挙に対する意識が高くなり、全体の投票率だけでなく若い世代の投票率が今後上昇するかどうか、これからも注目される点です。

■選挙啓発4コマ漫画について
大阪芸術大学短期大学部の林日出夫教授の指導のもと、同学部の髙田美羽さんが描いてくれました。
(※選挙啓発4コマ漫画は本紙またはPDF版をご覧ください。)

○4コマ漫画作者コメント
私が〝ギャル″のキャラクターを登場させようと思ったのは、若い世代の人たちに親しみやすさを持ってもらえるのではないかと思ったからです。河内長野市広報紙の選挙特集に採用していただいて光栄です。ありがとうございました。