- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府河内長野市
- 広報紙名 : 広報かわちながの 令和7年7月号
支え合いの現場から
話すことで前向きに生きる力を
美加の台で月に一度、おしゃべりカフェを開催されている岩井さんにお話を伺いました。
人のために働きたいという思いから、数十年看護師を勤め上げました。定年退職後もその思いは強く、様々なボランティア活動をしてきました。介護施設でボランティアをしていた時に、利用者の方がとても生き生きと思い出話をしている様子を見て、「話すこと」の持つ力を実感しました。
この経験がきっかけで、安心して話ができる場所をつくろうと、おしゃべりカフェを立ち上げました。人は聞き手がいるからこそ安心して話せるもの。話を組み立てたり、実際に話したりしていく中で、新たな自分に出会い、前向きになることができる。話すことにはそんな力があります。過去を振り返ることで、楽しい経験をもう一度味わうことができるし、つらい経験だったとしても、頑張って乗り越えた当時の自分を愛おしく思うことができるんですよ。
カフェの場所を提供している、「美加の台つむぎすと倶楽部」運営者の重里さんも参加者の一人。カフェの感想を伺うと、「とっても楽しいの!人に囲まれるって本当に幸せなことだって思えるわ!」と、キラキラした笑顔で話してくださり、お二人とも楽しみながら活動をされていることが強く伝わってきました。
「今後は、幅広い世代のたくさんの方に参加してもらって、前向きに生きる力添えをしたいです。出張おしゃべりカフェをするのもいいし、他の場所で同じ活動が立ち上がってもいいことね」と岩井さん。ますます活動の幅が広がるのでは、と楽しみになりました。
おしゃべりカフェに参加したい、または、居場所づくりをしてみたいという方は、ぜひご連絡ください。
問合せ:社会福祉協議会内
【電話】65-0133