- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府摂津市
- 広報紙名 : 広報せっつ 令和7年4月1日号
2月17日(月)開会の令和7年第1回議会定例会で嶋野市長が述べた市政運営の基本方針の概要を紹介します。
◆「ウェルビーイングなまち」の実現をめざして
「志は気の帥なり」、この言葉を心に刻み、市民の持続可能な幸福の実現に向け、着実に歩みを進めていきます。
◆変化に対応する柔軟さが必要
市の人口は、「摂津市人口ビジョン」の将来展望人口で示す推計値に近い値で推移しており、持続可能なまちづくりが、おおむね順調に進んでいることを示しています。一方で、今後のまちづくりを考える上で、人口減少は避けられないこととして、認識しておく必要があります。
市の財政状況について、令和5年度決算では、少子高齢化に伴う扶助費の増大や物価高騰に伴う建設事業費などの増大を受け、主要基金現在高は前年度と比べ約14億円も減少しています。
社会経済情勢における変化の波は、市が進む道にも確実に押し寄せています。今後の市政運営にあたり、これまで以上に変化に対応する柔軟さが必要となってきます。
◆未来への責任を果たす
令和7年度の予算編成にあたり、今一度足元をしっかりと点検し、現在進行している事業も含め見直すべきものは見直し、進めるべきものは大胆に進めていく責任ある決断力が重要です。
未来への責任をしっかりと果たしていくためにも、「摂津市行政経営方針」に基づく不断の改革を推し進めていくとともに、財政の健全化に向け、更なる改革を推し進めていきます。
◆「人と人とのつながり」でウェルビーイング
今年は、「大阪・関西万博」が開催される年です。万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」は、「ウェルビーイングなまちづくり」に通じるものがあると感じています。
幸福とは多様な価値観の中で互いに認め合い、支え合うことで感じられるものです。「いのち輝く」とは、こどもから高齢者まで、誰もが自らを大切な存在であると感じることができる状態を指すのではないでしょうか。そのような状態を持続させていくためには、「人と人とのつながり」が必要不可欠です。
私は、約8万7千人の市民の生活を守る立場である市長として、責任をもって持続可能な行財政運営を推進していきます。そして、つながりの力を信じ、これからも市民の皆さま、事業者や団体の皆さま、市議会議員の皆さま、並びに職員と共に力を合わせ、誰もが幸福を実感できるまちの実現に向け、全身全霊で取り組んでいきます。
摂津市長 嶋野 浩一朗
市政運営の基本方針
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