くらし 教えて!民生委員・児童委員さん 民生委員ってなに?どんな仕事をしているの?

5月12日は「民生委員・児童委員の日」です

Q1 民生委員・児童委員とはなんですか?
「地域の身近な相談相手」として、暮らしの中の心配や困りごとについて相談・支援を行う特別職の地方公務員です。
また、通学路の見守りや学校行事の手伝い等、様々な所で地域を支える活動を行っています。民生委員は児童委員も担っており、その中でも子育て世帯を中心に支援しているのが主任児童委員です。
藤井寺市では現在80人が活動していますが、欠員が生じている地区もあります。(欠員地区…野中・春日丘新町・南岡・御舟町・東小山・林1~4丁目・北條町)

Q2 どのように選ばれますか?
居住する地区から推薦され、市が設置する推薦会で推薦された後、厚生労働大臣から委嘱を受けます。任期は1期当たり3年で、任期が満了する年に全国で一斉改選が行われます。
令和7年は一斉改選の年です。

Q3 報酬はありますか?
民生委員・児童委員は、ボランティアであるため給与は支給されません。ただし、活動に必要な活動費の一部が支給されます。

Q4 特別な資格や知識は必要ですか?
特に必要ありません。75歳未満で、地域の実情を知っており、地域貢献に理解と熱意のある方であれば活動していただけます。
研修会に加え、先輩委員や藤井寺市社会福祉協議会のサポートがありますので、福祉等の知識がない状態でも安心して活動できます。

令和7年12月には民生委員・児童委員の一斉改選が行われます。興味のある方や、相談したいことがある方は、お問合せください。

■民生委員さんの活動への思いや、やりがいについてインタビュー!
▽コツは無理をしないこと
小山新町地区 平田 雅子さん(11年目)
福祉委員をやっていたこともあり、地域の方とは顔なじみで、声をかけてもらいやすく、スムーズに働きかけができました。活動をしていなかったら知らなかったことも多かったので、民生委員をしていて良かったと思えます。
はじめは大変でしたが、活動する中で得た福祉に関する知識を、日常生活に役立てることも出来ます。無理をしないことが大切であると常々考えています。

▽ありがとうと言ってもらえたら嬉しい
藤井寺地区 幸田 正則さん(9年目)
民生委員になってからは、困っている人への声掛けのハードルが下がりました。手助け出来た時に「ありがとう」と言って貰えたらとても嬉しいです。
私は、何かしようと意気込みすぎるのではなく、顔なじみになって話をする中で、支援できることを探しています。
民生委員の中には仕事をしている人もいます。仕事も大事にしてほしいので、無理なく、力み過ぎず、活動していただいたらと思います。

▽地域の子育て世帯の方の力になりたい
藤井寺北小学校区
主任児童委員 髙木 美幸さん(14年目)
日常生活では知り合えない自分より年上の方と地域で知り合いになれるので、民生委員をやっていて良かったと感じます。民生委員をやっているからこそ学べることや新しい経験ができ、ありがたいなと思います。
わたしは子育て家庭に関することを専門に担当する「主任児童委員」を任されているので、地域の子育て世帯の方の力になりたいとの思いで活動しています。

▽重く受け止めすぎず頑張ってほしい
小山地区 山田 雅一さん(2年目)
民生委員の活動は一人暮らしの高齢者の方や、生活に困っている方のサポートをするイメージを持っていましたが、やってみると子ども関係のイベントも多かったのが意外でした。
活動当初は訪問の難しさだったり、それぞれの業務を行うときには、責任を感じることが多かったです。民生委員の1期目はみんな感じることだと思います。自分なりのやり方で探っていくことが大切なので、重たく考え過ぎず、やりがいを感じながら活動していけばいいかなと思います。

問合先:
福祉総務課福祉総務担当(1階(6)番窓口)【電話】939・1417
藤井寺市社会福祉協議会【電話】938・8220