くらし 公共施設の〝これから〞を考える。

■泉南市の魅力を継承しつつ、次世代に過大な負担を残さないために
昭和40年代後半から昭和50年代にかけて整備された公共施設が築40年以上経過し、それら公共施設の老朽化は大きな課題となっています。また泉南市の人口は今後さらに減少していくことが見込まれており、公共施設利用の需要についても大きな変化が予想されます。
泉南市は今後一斉に訪れる施設の更新を適切に対応し、過大な負担を残さず確実に次世代へ引き継ぐため、限られた財源で持続可能な市民サービスを将来にわたって提供できるよう、公共施設等最適化の取組みを進めています。

■公共施設等の最適化
公共施設等の最適化とは、公共施設のこれからを次の手法を考慮して、検討していく取組みです。
施設がなくなっても、そこでおこなわれていた機能(サービス)は損なわないよう、市民のニーズに合わせた最適化を進めていきます。

▽公共施設等最適化の基本方針
(方針1)施設機能の複合化・集約化等による公共施設の保有総量の抑制
(方針2)未利用財産等の有効活用による最適化
(方針3)公共施設等の長寿命化および維持管理経費の適正化

▽公共施設等最適化の手法
あくまで一例です。他にも色々な手法があります
・複合化・集約化
異なる種類の施設や同じ機能を持つ施設をひとつにまとめる
・官民連携
施設の整備や管理運営に民間のノウハウや資金を活用する
・長寿命化
経年により老朽化した建物を将来にわたって長く利用できるようにする

■公共施設再編課の取組み
▽[令和6年度]実施事業
・岡田浦駅周辺地区公共施設等再編基本構想策定
・公共施設再編に係る施設調査実施
・公共施設マネジメント庁内研修(2回開催)

▽[令和7年度]予定事業
・(仮称)岡田浦駅周辺地区公共施設等再編基本計画策定事業
・公共施設等最適化推進基本計画改定等事業

■公共施設をとりまく現状と課題
▽公共施設の老朽化
築40年以上の施設が全体の78.4%

建築年数別延床面積割合(令和5年度末現在)

▽不足する費用
必要な更新などに係る費用…
40年間で⇒約785.5億円
充当可能な費用…
40年間で⇒約600億円

※「泉南市公共施設等最適化推進基本計画」第3章2(2)より

▽減少する人口
人口の減少に伴い、生産年齢人口が減少⇒市税収入も減少
↓このままだと…
・市民のニーズに合わず、利用されない施設がでてくる
・安全に施設を利用できなくなる恐れがある
・少子高齢化の進展により、社会保障関連費が増大し、施設の維持管理に必要となる財源を確保できない

泉南市は、長期的な視点に立った公共施設等の最適化を実施していきます。市民のみなさまのご理解とご協力をお願いします。

問合せ:公共施設再編課
【電話】479・6822