- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府岬町
- 広報紙名 : 広報岬だより 令和7年4月号
岬町地域おこし協力隊mossan(もっさん)が岬町で輝く人物や場所に出向いてインタビューさせてもらうページです。
岬町国際交流サークル会長
南條磯己(なんじょういそみ)さん
いくつになっても新しいことを挑戦を諦めない岬町のお父さん的存在
─南條さん、岬町国際交流サークルとはなんですか?
「1999年に創立されまして、留学生との交流やホームステイの受け入れを行っています」
─留学生との交流とは例えばどんな活動を?
「年に一度、留学生を招待した夏祭りを開催しています。希望者には浴衣の着付け体験も行い日本の文化に触れてもらいながら異文化の紹介やゲーム大会などで楽しく交流してもらっています」
─僕も昨年の夏祭りにはお邪魔させてもらったのですが、いろんな国の人が文化の垣根を超えてとても楽しそうにしているイベントという印象でした
「毎年楽しんでもらえて何よりです」
─ホームステイの受け入れは南條さんご自身も行なっているそうですね
「そうです。海外からの日本のイメージと言いますと『スキヤキ』や『テンプラ』といった固定概念がありそうですが、私はそういったものではなく日本の普段の生活や、地域特有の体験をホームステイで味わってもらえるように心掛けています」
─地域特有の体験といいますと?
「岬町はやはり海のイメージがありますし、私自身も釣りが大好きなので魚拓体験をしてもらってます」
─魚拓!?確かに日本ならではの風習ですね。とはいえ僕もやったことがないですけど
「多奈川にある[とっとパーク小島]の入り口にたくさん魚拓が飾ってあるのをご存知ですか?」
─知っています。ズラーッと並んでいますよね?
「あの魚拓はほとんど私が作ったものです」
─そうなの!?いつもこの魚拓すごいなーって眺めてましたよ!
「あれを留学生に体験してもらうと、とても驚かれますが楽しんでくれます。何度か挑戦して綺麗な魚拓が出来あがると興奮してくれますし、その横に自分で筆を使って日付を書いてもらうといい思い出にも記念のお土産にもなりますから」
─それは日本での忘れられない出来事になるでしょうね
「せっかくなら絶対に自分の国ではできないようなことを体験してもらいたいので」
─子どもに経験を積ませる岬町のお父さんのような存在ですね(笑)南條さんが岬町国際交流サークルの会長になられてから4年が経つそうですが今まで活動をされてきてご自身の変化などはありましたか?
「いろんな国の人や文化に触れるたびに自分自身の視野が広がっていくことがとても楽しく感じるようになりましたね。それにとても良い時期に会長をさせていただいているのもありがたいです。」
─良い時期というのは?
「現在インバウンドという言葉が当たり前に使われる世の中になりましたし、これからさらに海外の方が日本で働いたり生活することが普通になる社会になっていくと思います。したがってこの国際交流サークルの存在感がもっと高まっていくのではないかと感じています」
─なるほど。国際交流サークルとして今後はどのような活動をしていきたいと考えていますか?
「海外の方と岬町の人がもっと交流できる環境づくりをしたいと考えています。岬町の子どもたちに対し海外の方との交流体験や、私が大好きな釣りの大会なんかもやってみたいですね(笑)」
─いくつになっても物事に前向きって素敵ですね
「年なんて関係なく人生はずっと挑戦だと思っています。これからも様々なことにAggressive(アグレッシブ)に挑戦していきたいですね」
─めっちゃネイティブなAggressive出た!南條さん本日はインタビューありがとうございました
「こちらこそ!ありがとうございました!」
■インタビューを終えて…
インタビューしながら探究心というエネルギーを南條さんからはヒシヒシを感じました。いくつになっても世界を広げたい南條さんに国際交流サークルという環境がぴったりだと思いました。僕も南條さんの考え方をリスペクトし、自分自身のマテリアリティーを再確認しながらリテラシーを高めていけるように頑張ろうと思います。…すいません、南條さんのネイティブなアグレッシブの発音に触発されて格好良い横文字を僕も使いたくなってしまいました。単語の意味はよくわかっておりません!
問合せ:まちづくり交流館(多奈川谷川3400-6多奈川駅徒歩1分)
【電話】080-4012-5482(まちづくり交流館直通)【E-mail】[email protected]