- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県
- 広報紙名 : 県民だよりひょうご 2025年4月号
予算「4つの柱」に基づく主な事業を紹介します。
◆I 誰も取り残さない安全安心な兵庫
◇創造的復興理念の継承
阪神・淡路大震災30年事業の一環として、災害からの創造的復興をテーマとした「創造的復興サミット」を9月20日(土)に開催します。
・阪神・淡路大震災から30年の節目となる2025(令和7)年1月17日、「ひょうご安全の日のつどい」を開催。
◇SNSによる誹謗中傷等の防止対策の強化
SNSによる誹謗中傷等の深刻化に対応し、ネットリテラシー向上のための普及啓発キャンペーンや弁護士相談窓口の拡充に取り組むとともに、条例制定に向けた検討を進めます。
◇救急安心センター事業(#7119)の全県展開
増加する救急需要に適切に対応するため、救急医療相談や医療機関の案内を行う救急安心センター事業(#7119)の全県展開を進めます。
◇ケアリーバーへの支援の充実
社会的養護経験者(ケアリーバー)の将来の選択肢を広げ、学びや好奇心を満たす環境を整えるため、大学進学への支援を実施します。
・大学生が児童養護施設を訪問し交流。
◇特殊詐欺等の対策強化
固定電話による特殊詐欺対策に加え、SNS型投資・ロマンス詐欺などの新たな詐欺へ対応するため、体験・体感型講習会など普及啓発を強化します。
・特殊詐欺の手口を学ぶ体験会。
・特殊詐欺被害防止に向けた講習会。
◇その他の事業
・多文化共生の推進 など
◆II 若者が輝く兵庫
◇不妊治療支援の充実
対象医療機関を隣接府県まで拡充し、所得や回数の制限なしで保険適用外の先進医療費を助成。子どもを産み育てたいと願う人たちが、安心して不妊治療を受けられる体制を整えます。
[県民の声]
仕事終わりに立ち寄れる診療所が県外にあるので、仕事と両立しながら治療できるようになるとありがたいです。
◇学びの場・遊びの場の確保
子どもが健やかに育つ環境整備を推進。大学や企業、県庁舎等に高校生向け自習室を開設するほか、公園等に子どもや親からのニーズが高い遊具や日よけ、ベンチを整備します。
・日よけやベンチなど子育て世帯のニーズが高い施設を整備。
◇多様な人材の確保(外国人雇用)
多文化共生の推進に向け、外国人が安心して就職し定着できるよう、外国人雇用に関する企業認定制度を創設し、企業の取り組みを見える化します。
◇次代を担う人材の育成
昨年度スタートした「高校生チャレンジ留学~HYOGO高校生『海外武者修行』応援プロジェクト~」は募集人数を20人程度に拡充し、世界で個々の学びを深めるためにチャレンジする高校生を支援。また、地域創生を担う人材を育成する「ふるさと共創プロジェクト」が始動します。
・チャレンジ留学から帰国した高校生たちが、留学の成果や今後のキャリアプランについて意見交換。
◇県営住宅における子育て世帯への支援
LDK化やシステムバス設置等のグレードアップ改修のほか、新たに、地域に開かれた未就学児向けの「わんぱく広場」を尼崎西昆陽住宅に整備します。
◇その他の事業
・奨学金返済支援の拡充
・産後ケアの充実など
◆III 活力がわきあがる兵庫
◇「ひょうご楽市楽座」の開催
尼崎万博パークアンドライド駐車場の隣接地で、県産品のマルシェ、県内各地のプレーヤーによるステージイベントなどを催します。
◇プロスポーツクラブ等と連携した地域の活性化
県内のプロスポーツクラブ等と連携し、子どもを試合に招待するほか、選手・スタッフによるスポーツ教室を開催。また、スポーツを通じた地域活性化に取り組む「スポーツコミッション(仮称)」の設立を目指します。
・ヴィッセル神戸のホームゲームへ高校生を無料招待。
[県民の声]
プロ選手による教室に参加したことがきっかけで、バスケットボールを始めました。また企画されたら参加してみたいです。
◇エリアマネジメントによる空き家の再生
地域の課題解決や価値向上に取り組むエリアマネージャーを育成するほか、家財道具や仏壇等の処分費用を支援。空き家や古民家の流通
・利活用等を促進し、地域の活性化を図ります。
・リノベーションされた古民家の外観。・歴史を感じられる内観。
◇水素利活用の推進
2050年カーボンニュートラルに向け、水素や再生可能エネルギーの活用を促進。水素社会推進構想を改定するほか、水素を燃料とするFCトラックの導入を支援します。
◇万博会場・兵庫県ゾーン等での魅力の発信
4月13日(日)に開幕する大阪・関西万博の期間中、より多くの人に県内まで足を運んでもらえるよう、万博会場に兵庫の魅力を体感できるアトラクション型映像空間を設置するほか、フィールドパビリオンフェスティバルを開催し、プロモーションを強化します。
・万博会場で公開されるシアター形式の展示「ミライバス」。
◇有害鳥獣被害対策の強化
市町と連携したクマ出没防止対策や、ICTや蓄積データを活用するスマート獣害対策を推進。農林業等への被害軽減を図り、人と野生鳥獣との調和の取れた自然共生社会を目指します。
[県民の声]
獣害対策は農家の負担が大きく、最近は人が住む場所にも野生動物が出没して心配。より効果的な対策ができれば安心につながります。
◇高規格道路ネットワークの整備
大阪湾岸道路西伸部や名神湾岸連絡線、東播磨道、北近畿豊岡自動車道、山陰近畿自動車道、東播丹波連絡道路などの早期整備を図ります。また、播磨臨海地域道路の事業化に向けた取り組みを進めます。
◇その他の事業
・ひょうごプレミアム芸術デーの実施
・県産酒米および日本酒の需要の拡大
・スタートアップ支援の新展開 など
◆IV 県政運営基盤の構築
◇新庁舎整備・本庁舎再編
新庁舎整備にかかる基本構想・基本計画の策定や既存庁舎の老朽化対策、暫定移転のための民間オフィスの選定などを実施します。
◇ファンドレイジングの推進
ふるさと納税による寄付獲得を推進するとともに、県内外企業への渉外活動やマッチングの強化、遺贈の啓発など、積極的な資金調達を進めます。
・五国の逸品素材を組み合わせた県ならではのオリジナル返礼品「ひょうごの五宝美」。
他の取り組みなど詳しくは本紙2次元コードよりご参照ください。
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