くらし 7年度予算と主要事業(1)

第1回市議会定例会で本市が示した7年度の予算案と主な事業をお知らせします。

■7年度予算の概要
全体版はコチラ ※本紙の二次元コードを読み取りご確認ください。
ID:30034

▼一般会計 2,582億円
前年度比 +221億円、+9.4%(過去最大)
・特別会計 1,128億円
・企業会計 587億円
総額 4,297億円(過去最大)

○予算のポイント
市民の「命」「くらし」「一生」を守り、支えるとともに、「活力」ある姫路を創造するため、積極的に事業を展開。特に、「少子化対策・子ども支援」「デジタル化」「グリーン化」「魅力あるまちづくり」の4つの取り組みに予算を重点的に配分しました。

○一般会計予算

・市税収入は全体的に増加
個人市民税(定額減税の減)・法人市民税(企業収益の増)・固定資産税(家屋の新増築の増)

・経常的経費は91億円の増加で2,076億円に
児童手当・児童扶養手当の拡充、職員給与の増など

・投資的経費も130億円の増加で506億円に
手柄山平和公園スポーツ施設の建設、学校体育館の空調設備の整備など

▼市民1人当たりの貯金と借金
全会計の基金(貯金)の残高は676億円で、市民1人当たり12万9,000円に。市債(借金)の残高は3,093億円で、市民1人当たり59万1,000円になる見込みです。

■市長所信表明―市政の基本方針(抜粋)―
人口が自然増加する時代は終わり、私たちは、人口減少時代を歩み始めています。
この、我(わ)が国がこれまで経験したことのない困難な時代を前にして、私たちの未来、子どもたちの未来はどうなるのだろうと、不安を感じておられる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
大都市圏への人口集中に歯止めがかからない今、社会の担い手となる若者が住みたいと思い、子どもを産み育てたいと思えるまちを築かなければ、いずれ本市は立ち行かなくなります。
さらに、市民サービスや公共施設のあり方を時代に即して抜本的に見直し、あらゆる可能性を考慮しながら最適化を進めなければ、「ふるさと・ひめじ」を未来へ引き継いでいくことが出来ません。
人口減少時代は、先行きを見通すことが困難な深い霧の海を航海するようなものです。
だからこそ、これから本市を待ち受ける10年先、20年先の未来から逆算して、いま行うべき施策やその優先順位を決める「バックキャスティングな思考」を羅針盤としながら、市民の皆さまの安寧と明るい未来のために、全職員一丸となって、この時代に立ち向かってまいります。私はその先頭に立つ者として、不退転の決意で挑む覚悟です。

姫路市長 清元秀泰

全文はコチラ ※本紙の二次元コードを読み取りご確認ください。
ID:30103

■7年度主要事業の概要
活力ある姫路を創造する
時代の変化に対応し、「活力」あふれる姫路を築きます

▼未来を拓(ひら)く「ひとづくり改革」
○伴走型の出会い支援
・結婚相談所の利用料金を助成

○卵子凍結費用の助成

○育児用品ギフト事業
・おむつ等育児用品のギフトカードを配布

○乳幼児発達支援
・「はぐくみ相談室」の設置等により、子どもの発達に不安を抱える保護者への相談支援体制を充実

○のびのび広場みらいえの土曜日開設

○「(仮称)姫路市こども・若者会議」の開催

○小・中・高等学校の「一気通貫型」探究学習

○子どもの学校改革応援事業
・クラウドファンディングを活用し、空き教室をリノベーション

○「いじめ相談窓口」の設置によるいじめ対策の強化

○フリースクール等の利用支援

○戦後80年次世代への平和継承事業
・平和映画上映会や平和講演会を開催
・手柄山中央公園の名称を7年4月より「手柄山平和公園」に変更(詳しくは本誌10ページへ)

▼姫路市の現状
○将来推計人口

(出典)姫路市版地域の未来予測
※端数処理により、総数と内訳の合計が一致しない場合があります

本市の総人口は減少を続け、2030年代前半には50万人を下回り、2050年には2023年と比較して約9万人減少する見込みです

○年代別東京圏・大阪府への転出超過数(人)

※本市調査(5年10月~6年9月)による

本市から東京圏・大阪府への転出者数(外国人を除く)は、20歳台が突出して多く、転出超過数は男女合わせて930人を超えます

問合せ:
・財政課【電話】221-2812
・企画政策室【電話】221-2383