くらし 特集 相生市の未来に向けた新たなチャレンジ

■~令和7年度の主な新規・継続事業~
令和7年度当初予算は、子育て応援都市として、子育て・教育施策の更なる充実を図るとともに、企業等防災サポーター制度の創設や自然環境保全事業など、「市民協働のまちづくり」をすすめ、安全安心な社会環境づくりに取り組みます。

◆1 未来を担う人と文化を育む「まち」
○小規模特認校制度導入事業〔新規〕
3万円/管理課
第2次相生市立小中学校適正配置計画に基づき、地域協議会で協議を進めてきた市立矢野小学校において、特色を活かした少人数教育を行い、児童数を増やすため、市内全域から就学できる「小規模特認校制度」を令和8年度より導入する。(令和7年度中に募集開始)

○英検チャレンジ・バックアップ事業〔新規〕
150万円/学校教育課
中学卒業時に確かな学力(英語能力)を持つ子どもを育成することを目的に実施し、英語学習へのさらなる意欲喚起および英語能力の伸長を図る。補助対象を5級以上に拡充し、同年度中に複数回受検した場合であっても補助する(相生市立小・中学校に在籍する児童・生徒に限る)。また、夏期休業中などに、講師による英語対策講座を実施し、英検合格のバックアップを行う。

○相生っ子学び塾事業(プログラミング教室を令和7年度より開設)〔拡充〕
275万円/生涯学習課
将来を担う子どもたちの生きる力を養うために、基礎学力の定着と自学の姿勢を身に付けられるよう、実施する。ワークによる自学自習を通して苦手意識を克服し、プログラミングを通して自分の力で問題を解決する力を養う。

◆2 安心して暮らせる、強くしなやかな「まち」
○企業等防災サポーター制度事業〔新規〕
3万円/危機管理課
平常時から防災・減災対策に積極的に協力する意思を有する企業、事業所、店舗、団体を「相生市企業等防災サポーター」として登録する。当該企業に相生市企業等防災サポーター登録証を交付するほか、登録企業の名称、所在地、協力内容などを広く周知する。

◆3 健やかな暮らしを守り支え合う「まち」
○帯状疱疹ワクチン接種助成事業〔継続〕
994万8千円/子育て元気課
帯状疱疹の発症予防と経済的負担の軽減を図るため、ワクチン接種に係る費用の一部を助成することにより、市民の心身の健康を増進させる。

○妊婦のための支援給付事業〔新規〕
2,050万円/子育て元気課
妊婦等包括相談支援事業など様々な支援事業を効果的に組み合わせて、妊婦等の身体的、精神的ケアおよび経済的な支援を実施する。また、出産時の給付金を国の基準より、出産のお祝いやおむつ等育児用品の購入費として2万円上乗せし、妊婦に寄り添った支援を充実させる。

◆4 心地よい生活環境が保たれた「まち」
○自然環境保全事業〔新規〕
15万円/環境課
産業および観光において、重要な役割を担っている「相生湾」が、令和6年3月に「自然共生サイト」として環境省に認定された。豊かな自然は、市民にとっても重要な「財産」ということを再認識してもらい、その保全と再生のため、啓発・広報活動を行い、環境保全活動の市民参加を促す。

◆5 暮らしを支える都市機能の整った「まち」
○都市計画マスタープラン等改定事業〔新規〕
1,230万円/都市整備課
平成29年3月に策定した「第2次相生市都市計画マスタープラン」について、上位計画の改定や社会情勢、市民ニーズなどの変化を踏まえ、策定から10年を経過する令和9年3月に向けて中間見直しを行う。また、令和2年3月に策定した市街化調整区域の土地利用方針を定めた「相生市土地利用計画」についても、改定を行う。

◆6 「まち」づくりを進める土台を強化する
○デジタル基盤地図整備及びGISシステム導入事業〔新規〕
8,736万7千円/企画広報課
デジタルデータ基盤を構築し、公開型GISを利用して各種情報を発信する。来庁せずとも必要な情報を得られる環境を整備し、利便性向上や行政運営の効率化を図る。また、公開型GISにて災害リスク情報を発信し、全ての市民が安全・安心に暮らせるまちを目指す。