くらし クローズアップ豊岡(14)ー多様な人々と共に生きようー

■多様性を受け入れ、支え合うまちに
外国人市民が増えています。このまちの一員として共に暮らし、地域を活性化していく市民としてお互いの理解を深めるため、外国人市民の皆さんの豊岡での暮らしなどをシリーズで紹介しています。

◆vol16 列 暁梅(レツ ショウメイ)さん(中国出身)
▽自然と家族、一石二鳥で豊岡に移住
初めまして。列暁梅と申します。中国の吉林省出身です。長白山が有名で、とてもきれいなところです。
2019年、単身赴任の夫に会いに中国から来ました。ところが、コロナ禍の影響で帰れなくなりました。そこで市内をあちこち探検に出掛けました。
豊岡は静かなまちで、買い物と駐車が便利です。特に魚、ハタハタがおいしい。農協の野菜包装紙には生産者の名前が記載されており、自慢の野菜でしょうね。より一層おいしさを感じます。
人の多い都会で生活してきた私にとって、自然と緑は贅沢なものです。近くの田んぼは、減農薬や無農薬で米を作っておられます。皆さん優しいですね。野生動物を保護するため豊岡の人は努力しています。
「私が憧れた贅沢な自然生活ができるし、あなたの単身赴任生活も終わる。一石二鳥だ。」と主人に話をして、私たちは移住を決めました。

▽小さな架け橋でみんなが幸せを感じるように
今は、豊岡市国際交流協会でボランティアとして日本語を教えています。学習者が日本語で困った時には、通訳サポートもします。小さい架け橋役ですが、皆さんが一日も早く日本の生活に慣れて、幸せを感じることができたらいいなと思います。
そして、有志と一緒にコウノトリや豊岡を世界に発信し、また私の国も豊岡の皆さんに紹介したいと思います。

(インタビュー:(一社)豊岡市国際交流協会)

問合せ:多様性推進・ジェンダーギャップ対策課
【電話】23-0341