くらし 【特集】協働・共創で思いを形に 宝塚大会議のすすめ(2)

■宝塚大会議のこれから
企画経営部 課長
(政策推進担当)古寺哲士(こでらさとし)

◇大会議は地域課題解決のプラットフォーム
宝塚市では、24(※)の企業や大学などと包括連携協定を締結し、それぞれの強みを生かして、行政だけでは難しかった地域課題の解決や、持続可能なまちづくりに取り組んでいます。その中で、企業・大学同士が対等な立場で地域の課題や可能性について議論を深め、各分野の強みを掛け合わせた取り組みを推進することができれば、地域に新たな価値をもたらせられるのではないかと考え、「宝塚大会議」というプラットフォームを立ち上げました。
※令和7年1月時点

◇みんなの「したい!」を形に
大会議で生まれたプロジェクトを通して企業同士がつながったほか、企業と市民による新たな取り組みも始まっています。昨年11月に開催された「Let’sむこキャン!~楽しく身につく防災力~」もそのうちの一つです。市民の皆さんのやってみたい!を実現する「まちを楽しくするまちづくりワークショップ」で皆さんから出た「武庫川でたき火をやってみたい」「防災キャンプをしてみたい」といったアイデアと企業の取り組みを市がつなぐことで、防災力向上に役立つ体験や災害時における企業の取り組みを学び、たき火を囲みながら市民と企業が交流する、これまでにない新たなイベントを開催することができました。

◇みんなが幸せを感じられる宝塚市を目指して
今年度新たに包括連携協定を締結した企業を加え、2月に大会議を開催する予定です。令和5(2023)年は主にイベントの企画・開催をしましたが、今後は中・長期的なプロジェクトを実施していきたいと考えています。次の世代も含めてみんなが幸せを感じられる宝塚市を、企業や大学、市民団体などの枠組みを超えて力を合わせてつくっていきます。

◇市民の皆さんへ
まずは「休日にまちを散歩してみる」「地域のイベントに参加してみる」など、あなたのできる範囲で宝塚市に興味を向けてみてください。きっと面白そう!が見つかります。皆さんの持つ知見やノウハウを生かせそうだと思うプロジェクトがあれば、企画政策課までお問い合わせください。また、今月は「まちを楽しくするまちづくりワークショップ」に関するフォーラムも開催します。興味がある人はぜひご参加ください(詳細は本紙12面)。ともに宝塚市をより良いまちにしていきましょう!

問合せ:企画政策課
【電話】77・2001【FAX】72・1419