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今月の担当は…保健センター

■麻疹(はしか)について
◇予防接種を受けずにいると流行の可能性が
99%以上の人が免疫がつくといわれる2回接種を
麻疹(はしか)は、麻しんウィルスの感染によって起こります。感染力が非常に強く、空気感染などにより簡単に人から人へ感染するので、予防接種を受けずにいると、多くの人がかかり、流行する可能性があります。日本では予防接種の徹底により激減していますが、海外では麻疹が流行している国もあり、海外からの渡航者を通じて知らないうちに感染、発症するケースが近年報告されています。
麻疹は、高熱、全身の発疹、せき、鼻汁、目の充血などの症状や、肺炎や中耳炎になることがあり、まれに重い脳炎を発症することもあります。先進国であっても1,000人に1人が死亡すると言われています。特効薬はなく、治療は基本的に対症療法となります。
麻疹は、ワクチン接種が予防に有効です。子どもは、麻疹風疹混合ワクチン(MRワクチン)の2回の定期接種があり、対象年齢は1回目が1歳児(第1期)、2回目は小学校入学前の1年間(第2期)となっています。確実な免疫を得るためには99%以上の人が免疫がつくといわれる2回接種が望ましいとされています。麻疹の感染を予防するため、また流行を防止するためにも定期接種期間内にワクチンを接種しましょう。
令和6年度に、MRワクチンの偏在などが生じたことを理由に定期接種を受けられなかった人は、MRワクチンの定期接種期間が延長されています。詳しくは市ホームページへ。

問合せ:保健センター
【電話】072-758-4721