- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県川西市
- 広報紙名 : 広報かわにし milife 令和7年8月号
■小さな経験、大きな一歩に 社会生活を見据えた支援
市子ども・若者未来会議委員 谷部有彦(たにべなおひこ)さん
◇自立を支える「学びの場」として
「放課後等デイサービスは、子どもたちの自立を支える『学びの場』です。それぞれの特性に合わせてチャレンジを設定し、成長を後押しする場所をめざしています」
そう話すのは、市子ども・若者未来会議で委員を務める谷部有彦さん。市内で放課後等デイサービスを運営しています。
放課後等デイサービスとは、障がいや発達に特性のある小中高生が、放課後や長期休暇中に通うことができる福祉サービスのこと。学校や家庭とは異なる環境で、個々のニーズに合わせた支援を受けられるのが特徴です。
◇中高生に寄り添う柔軟な支援体制
現在、同サービスの多くは小学生が対象。中高生に特化したサービスは非常に少ないと谷部さんは話します。
「中高生には、小学生と同じ支援内容では合いません。社会に出て生きていくことを見据えた支援が必要です」
谷部さんが開設した中高生を対象とした事業所は夜まで開所しており、子どもたちそれぞれの生活リズムに合わせた柔軟な対応が可能です。ある生徒は静かにテスト勉強に励み、また別の生徒はソーシャルスキルを身に付けるためにディスカッション形式の活動に参加します。
「子どもたちが自分の考えで選び、決定し、自分の望む過ごし方ができるようにしています。また、発言する力や他者の視点を想像する力を育む機会を多く仕掛けています。どれだけ能力があっても、それを伝える力がなければ、社会では不利になることもあります。だからこそ、『経験』を重ねてほしいのです」
◇保護者の心を支えるペアレント・トレーニング
谷部さんは市ペアレント・トレーニング(本紙13ページ参照)の講師も担当。子どもが変わるためには、保護者自身が変わること、理解することも欠かせないと話します。
「保護者が子どもの課題に向き合い、子どもと共に成長することを大切にしています。子どもを支える放課後等デイサービスと保護者を支えるペアレント・トレーニング。今後も、その両輪で支援を続けていきたいと思います」
◆子どもの発達に関する相談窓口
子どもの発達や日常生活で「もしかして発達障がいかも」と感じたら、一人で悩まず、相談支援を利用してください。必要に応じて、関係機関や事業所へつなげます。
相談窓口:川西さくら園(相談支援)
【電話】072-744-7200
◇相談支援とは
日常生活で困っていることや不安に感じていることなどへの相談に応じます。必要に応じて、福祉サービスの利用に関する情報提供や事業所との連絡調整を行います。
その上で、福祉サービスの利用を希望する場合は、心身の状況や家庭環境、本人や家族の意向などを踏まえ、利用計画を作成します。
問合せ:こども支援課
【電話】072-740-1400