- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県川西市
- 広報紙名 : 広報かわにし milife 令和7年8月号
かわにしならではのカルチャーを発信。あんな人やこんな場所、魅力的なグルメなどを紹介します。
■国蝶オオムラサキ
オオムラサキは、昭和32年に日本昆虫学会で、日本の代表的なチョウとして国蝶に決まりました。雄は、羽の付け根辺りから半分ほどのところが鮮やかな青紫色。対照的に雌は赤茶けた色でオスより一回り大きいのが特徴です。6~7月にかけて羽化し、日本では北海道~九州に、国外では中国やベトナム、台湾、朝鮮半島に分布しています。
■オオムラサキを飼育生き物に触れて、学ぶ
◇明峰小学校で授業の一環として実施
自然や生き物を慈しむ気持ちを育む
環境省レッドリストで準絶滅危惧種に指定されている国蝶のオオムラサキ。小学3年生の理科の授業の一環として、明峰小学校内の校庭の一角に設置した飼育ケージで飼育されています。この取り組みは、地域の市民団体「身近な自然とまちを考える会」などの協力を得て行われているもので、平成30年から続いています。
オオムラサキは、幼虫の間はエノキの葉だけを食べてさなぎになり、やがて成虫になります。同小学校の縦約180センチ、横約180センチの飼育ケージの中には、オオムラサキの成長に適した環境を再現するために、幼虫が好むエノキの木4本を地植えしています。今年は6月4日に最初の羽化を確認。合計で7匹が成虫となりました。
「身近な自然とまちを考える会」副代表で環境省・環境カウンセラーの石津容子さんは「卵から孵(う)化し、6回の脱皮を繰り返してさなぎに。そして羽化して成虫に。このように変態していく姿を観察することで、子どもたちは生命の神秘を実感しています。1~2週間じっとしているサナギに触れ、“ブルブルッ”と震える様子を見ることで、『生きてるんだ!』と感じる。これこそ、生きた学習の醍醐味(だいごみ)ですね」と話します。
子どもたちは、「知っているチョウよりも大きくて驚いた」「羽を広げた姿がきれいだった」と夢中になってオオムラサキを観察していました。
問い合わせ:教育保育課
【電話】072-740-1254