- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県朝来市
- 広報紙名 : 広報朝来 令和7年7月号
■自助のポイント03 マイ避難カードを作成しましょう!
マイ避難カードは、「いつ」「どこに」「どのように」避難するかを事前に考えて記入し、目につきやすい場所に掲示することで、緊急時の行動指針となるカードです。
作成時には、ハザードマップで自宅周辺の危険性(土砂災害や浸水など)を確認し、どのタイミングで・どこへ・どうやって避難するかを考えて記入します。家族で話し合いながら記入することで行動が共有できるため、いざという時に安心です。
「避難」とは災害から命を守るための行動であり、必ずしも避難所に行くことだけを意味しません。「自宅避難」や「縁故避難」、「車中泊避難」など、災害の種類によって適切な避難を行うことが重要となります。台風や大雨、地震など、災害の種類に応じて避難する場所を考えておきましょう。
カードは掲示するだけでなく、財布やお薬手帳などに入れて持ち歩くことで外出先でも役立ちます。気象情報や災害情報を確認できる二次元コードも記載されており、平時からの備えにも活用できます。
▽出前講座などでマイ避難カード作成ワークショップを実施しています。職員が説明しながらマイ避難カード作成をお手伝いしています。気軽に防災安全課にご相談ください。
■自助のポイント04 自宅での地震への備え
地震は予期せぬときに発生する自然災害です。日頃から以下のことに注意しておきましょう。
▽家具・家電の転倒防止
倒れると危険な家具や家電には転倒防止グッズを使って、しっかり固定しましょう。
▽家具の配置確認
就寝中に地震が起きたとき、ベッドや布団のそばに本棚などがあると下敷きになるおそれがあります。また、部屋の出入り口や廊下付近の家具が倒れて避難を妨げないよう、配置を工夫しておきましょう。
▽避難経路の確保
自室から屋外までの避難ルートを事前に確認しておくことが大切です。集合住宅では、非常口や非常階段の位置、ベランダの仕切り板や避難用はしごの有無も確認しておきましょう。地震後に屋外へ避難をする際、エレベーターを使用すると閉じ込められる危険性があるので、非常階段を使ったルートを把握しておくと安心です。
▽自宅の耐震補強
自宅の耐震性能を確認しておきましょう。少しでも不安がある場合は、市の住宅耐震関連補助の活用を検討してみてください。
■災害時のごみの出し方
普段から災害時のごみ処理についてご理解いただき、一刻も早い生活再建・復興にご協力をお願いします。
■おわりに
「自助」は皆さん一人一人ですぐに取り組むことができます。
自ら考え、自分に出来る範囲で災害に備えておくことが、自分の身や家族の命や財産を守ることにつながります。「自分は大丈夫」と思わず、小さなことから少しずつでもいいので、取り組んでみてください。
ここまで紹介した内容を参考に自分なりの防災を考え、市の補助制度も活用しながら、皆さんが自分自身のために、普段からできることを実践してみてください。
問い合わせ先:防災安全課
【電話】672-6112【Eメール】[email protected]