くらし まちの話題

◆林野火災を最小限に食い止めた黒川区民4人に感謝状贈呈
4月21日(月)に生野町黒川で発生した林野火災の初期消火を行った、黒川区民の黒田哲郎(くろだてつろう)さん、奥藤修(おくとうおさむ)さん、西村知亜(にしむらちあ)さん、竹村洋二(たけむらようじ)さんに南但消防本部から感謝状が贈呈されました。
4人は、発災箇所まで車で駆け付け、バケツでくんだ川の水をかけて、消防隊が到着するまで消化活動を行いました。6月4日(水)に感謝状贈呈式が同消防本部で行われ、感謝状贈呈の際に福島和久(ふくしまかずひさ)消防長は「火災が発生した場所は、最も近い生野出張所からでも30分以上かかる。4人の連携した消防活動のおかげで、大火災の被害を最小限に食い止められた」と称えました。

◆天野副市長再任
6月9日(月)に開会した朝来市議会6月定例会において、任期満了に伴う副市長人事として、天野修二副市長の再任が市から提案され、全会一致で同意されました。
任期は6月26日(木)からの4年間です。
天野副市長は、令和3年から副市長を務めており、市政運営や庁内マネジメントにおいて中心的な役割を担ってこられました。
再任にあたり、「これまでと変わらず、コミュニケーションや気づきを大切にしながら業務に取り組みたい」と意気込みを述べ、「市職員が一丸となって藤岡市長を支えていこう」と職員へ呼びかけました。

◆歴史絵本「たからの銀山」発刊
5月5日(月・祝)、生野書院は、歴史絵本「たからの銀山-明治はじめの生野鉱山のおはなし-」を発刊しました。
この本では、明治初めに苦難を乗り越えながら生野鉱山を支え、近代化を図っていく人々の姿を描いており、やさしいタッチのイラストと文章で分かりやすく表現されています。企画から発刊までを手掛けた生野書院岡田館長は「物語を楽しみながら、明治初めの歴史を知ってもらいたい」と話しました。
絵本は200部発刊し、生野小学校6年生児童、生野中学校生徒全員に配るほか、市内各小中学校に1部ずつ寄贈。さらに今後、読み聞かせ用の動画をYoutubeにアップし、市ホームぺージに公開する予定です。

◆和田山高等学校3年生 防災意識を育む実践的な通信訓練実施
5月29日(木)、市は、朝来市役所や各支所を拠点に「令和7年度第1回防災担当者通信訓練」を実施しました。
有事に備えた各支所との通信訓練に合わせて、災害対策本部模擬訓練を行い、これに和田山高校の総合的な探究の時間の一環として防災安全学を学ぶ3年生の生徒14人が参加しました。生徒たちは災害対策本部の各部門に分かれて配属され、市内の被害状況や対応内容を会議で報告するなど、実際の災害対応を想定した緊張感のある訓練に取り組み、緊急時における情報伝達や組織的対応の重要性を再認識する貴重な機会となりました。
訓練を終えた同校3年生の北垣天(きたがきそら)さん(中)は「本番さながらの訓練で緊張しましたが、貴重な体験ができました」と話されました。

◆特定外来生物「オオキンケイギク」 和田山中学生とともに駆除活動実施
6月6日(金)、市は、和田山中学校1年生141人の生徒とともにオオキンケイギクの駆除活動を行いました。
オオキンケイギクはコスモスに似た可愛らしい花を咲かせますが、繁殖力が非常に強く、在来の野草の生息場所を奪い、生体系に強く影響を及ぼす特定外来生物に指定されている植物で、生きたままの運搬や栽培、譲渡などが禁止されています。今回、和田山中学校付近の円山川沿いの道路や河川敷に生えているオオキンケイギクを一掃し、在来種の保全に大きな効果を上げることができました。
私たちのくらしの脅威になりうる外来生物は「入れない」「捨てない」「拡げない」ことが重要ですのでご協力をお願いします。

◆朝来市在住の芸術家らがフランス・バルビゾン村で絵画制作
5月18日(日)から25日(日)までの8日間、市内在住の芸術家2人を含む兵庫県在住の芸術家6人が、バルビゾン村を訪問しました。
これは、自然を写実的に描く画風で芸術を発展させた「バルビゾン派」の発足200周年を記念し、バルビゾン村が企画した事業として行われたもの。バルビゾン派の代表的な画家であるミレーらがかつて行ったように、参加した芸術家たちはフォンテーヌブローの森で戸外制作を行い、それぞれの感性で風景を描きました。
滞在の最終日には現地で制作した作品の展覧会が開催され、多くの村民が来場。作品には高い評価が寄せられ、今回の交流事業は盛況のうちに幕を閉じました。

◆今年も多くのランナーが熱走 たたらぎダム湖マラソン大会開催
6月1日(日)、たたらぎダム湖マラソン大会実行委員会は、第38回たたらぎダム湖マラソン大会を開催しました。
当日は、西は熊本県、東は栃木県まで、全国各地から1,376人のランナーが集結。参加者最高齢の86歳の参加者をはじめ、今年も老若男女さまざまな参加者が一同に揃いました。
スタート直後には急な上り坂が立ちはだかり、その後もアップダウンの激しいコースが続く中、ランナーたちは苦悶の表情を浮かべながらも、木々の間から差し込む光や、新緑の中青く広がるダム湖の景色に癒されながら走り抜けていきました。ゴールしたランナーたちの表情には達成感があふれ、仲間同士讃えあう姿も見られました。
※本大会は、スポーツくじの助成金を受けて開催しました。

※画像など詳しくは本紙をご覧ください。