くらし 〔NEWS 総合病院〕看護師の「人への理解力」向上をめざす 「看護師育成講座」始動

■新病院開院に向けて 看護師の「人への理解力」向上をめざす「看護師育成講座」始動
▽牛尾 禮子(うしお れいこ)さん
・宍粟市山崎町出身。令和5年3月まで姫路大学学長を務める。関西福祉大学と姫路大学の大学院看護学科研究科の立ち上げにも尽力。

看護師の「人への理解力」をさらに深め、より質の高い看護の提供をめざして、7月から「公立宍粟総合病院看護師育成講座」が始まりました。この講座は姫路大学名誉教授の牛尾禮子さんが患者と職員、職員同士の関係が近いという地域特有の人間関係や患者の年齢層がとても広いといった総合病院ならではの特徴を踏まえ「人を理解する力」を学ぶ講座カリキュラムを構成しています。
講座では患者や職員との日々の関わりについて振り返りながら「人を理解する」ことの重要性と本質を学び、看護師の自己成長へとつなげていきます。
総合病院では新病院開院に向け、設備(ハード面)だけではなく人材育成(ソフト面)でもさらなる充実をはかります。また、看護部の理念である「患者の心身、生活、人生に寄り添った看護の提供」を大切にしながら、患者一人ひとりに寄り添い、より質の高い看護の提供に取り組みます。

●千種高生が就業体験実習
千種高校の生徒2人が7月22日から25日まで就業体験実習で総合病院を訪れ、看護師業務の一部を体験しました。4日間の実習を終えた生徒は「患者さんに寄り添う看護師さんの真剣な思いが伝わってきた」と話しました。

●山崎高生が医療体験
医療の道を進路に考える山崎高校の生徒20人が8月6日、総合病院を見学しました。生徒らは看護師や助産師など9種類の専門職から仕事の内容ややりがいなどを教わりました。参加した生徒は「将来への参考になった」と笑顔でした。

■新病院整備工事 8月の進捗状況
8月から敷地を囲む仮囲いの設置が始まりました。ほか、工事現場内には現場事務所が設置され、新病院の建設に向けた準備が着々と進んでいます。なお、総合病院1階ロビーで新病院の模型を展示中です。

・工事についてくわしくはコチラ
※本紙二次元コードよりご覧ください。