- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県たつの市
- 広報紙名 : 広報たつの 2025年4月10日号
【令和7年度 主要施策の概要】
令和7年度の主な取組内容を紹介します。
■第1の柱
《安全・安心なまちづくりへの挑戦》
自然を守り、だれもが安全に安心して住み続けたくなるまち
◆その1 自然を大切にし、共に暮らす
本市の豊かな自然と生物多様性を将来に引き継ぐため、市民、自然環境団体と連携・協力して保全活動を推進します。
河川環境の保全につきましては、国と連携し、栗栖川まちづくり連携治水対策を推進するとともに、準用河川等の整備や浚渫(しゅんせつ)土砂対策を計画的に進めます。
◆その2 持続可能な社会をつくる
昨年6月に宣言した「ゼロカーボンシティ」を推進するため、市内110施設の照明器具のLED化を進めるとともに、自治会管理街路灯のLED化を支援し、エネルギー効率の向上と温室効果ガスの削減を図ります。さらに、電気自動車の普及促進を図るため、揖保川総合支所に急速充電器を新設するとともに電気自動車を導入する市内事業者に対して購入費用の一部を支援します。
◆その3 良質な住環境を整備する
「龍野IC周辺まちづくり区画整理事業」につきましては、街区形成に必要なインフラ施設の調査設計を引き続き実施し、一部工事に着手します。
空き家につきましては、「たつの市空家等対策に関する条例」を制定し、適正に管理されていない空き家に対して、緊急安全措置の実施、除却支援制度による空き家の除却を促進するとともに、小規模な改修工事も対象とした空き家改修支援制度の拡充により、空き家の有効活用及び流通促進に努めます。
住宅取得等の支援につきましては、転入者や若者の住宅取得に対して、子育て加算を設けることで、転入・定住を促進します。
都市公園におきましては、老朽化対策やバリアフリー化、誰もが安全に楽しむことができるインクルーシブ化を進めます。具体的には、龍野公園、片山公園及び中川原グラウンドの整備を進めます。
JR竜野駅周辺におきましては、駅舎の橋上化整備のほか、駅前広場整備、既存の自由通路のバリアフリー化を進めます。JR千本駅につきましては、トイレを洋式化し、快適性を向上します。
◆その4 安全便利な交通環境を整える
幹線道路につきましては、引き続き揖龍南北幹線道路(宮内バイパス)の整備を促進するとともに、「龍野IC周辺まちづくり区画整理事業」に伴う県道の4車線化及び市道の交差点改良に取り組みます。
JR姫新線につきましては、線区の維持・存続に向け、JR西日本に継続して強く要望するとともに、令和7年1月にX(エックス)に開設した「姫新線ファンクラブ」を通じてイベント情報や沿線の観光情報を発信し、一層の利用促進に取り組みます。
◆その5 大切な命と地域を守る
自然災害に備え、非常食及び災害用トイレを計画的に備蓄します。
常備消防体制につきましては、西はりま消防組合において119番の通報内容を現場映像やGPS位置情報で把握できる「Live119映像通報システム」を導入し、各種災害の被害軽減や傷病者の救命率向上に努めるとともに、救急搬送システム「HEARTS(ハーツ)」では、救急傷病者の情報を複数の医療機関へ同時送信できるよう更新します。
さらに20周年記念事業として、消防出初式と同日に防災フェスタを開催し、幅広い世代の防火・防災意識の向上を図ります。