くらし 人権文化の創造をめざして-学ぼう人間の尊厳- 240

■「人権文化をすすめる市民運動」中央大会
8月31日(日)、赤とんぼ文化ホールで、「人権文化をすすめる市民運動」中央大会(市・市教育委員会・市民主化推進協議会主催)が盛大に開催されました。
オープニングアトラクションでは、播磨高原東中学校全生徒による箏のやさしい音色に会場全体が包まれました。
記念式典では、山本市長からは「市制20周年を迎え、今後もすべての市民の人権が尊重される明るく住みよいたつの市づくりを進めていきます。」と、根本民主化推進協議会会長からは「これまでの各団体の積極的な活動や条例の制定など確かな歩みをふまえ、今後もすべての市民の人権を大切にする民推協活動を皆さんと共に進めていきます。」と、それぞれ挨拶がありました。
人権作品(ポスター・作文・標語)の入賞作品表彰に続き、作文の部で市長賞を受賞した神部小学校6年生の河野美月さん、播磨高原東中学校3年生の原茉奈楓さん、龍野北高等学校3年生の坂井桃禾さんの作文朗読がありました。自らの体験や学びをもとに自分の心や身の周りを見つめて書かれた作文からは、お互いが理解し支え合うことの大切さや誰もが安心して自分らしく生きることができる社会づくりに向けた思いなどが伝わってきて、会場からも大きな拍手が起こりました。
記念講演では、SNSでの誹謗中傷により最愛の娘である木村花さんを失った木村響子さん(NPO法人リメンバーハナ代表)から、「ヤサシイハナヲサカセマショウ~みんなで考えるSNSの今と未来」と題して、SNSでの誹謗中傷や青少年が犯罪に巻き込まれる現状など、SNSに関するさまざまな問題について、参加者と対話しながら公演を進められました。その中で、木村さんの優しさや強さ、そしてこの問題への思いの大きさを感じるとともに、コミュニケーションの大切さや言葉の力の大きさなどについて改めて考える機会となりました。

問合せ:人権教育推進課
【電話】64・3182