くらし 大きな災害で出るごみに備えましょう

災害は、いつどこで起きるか分かりません。特に、地球温暖化の進行により大雨の発生回数が増加したり、南海トラフによる地震の発生が懸念されるなど、日々、災害のリスクが増大しています。
災害が発生すると、家具や家電などが損傷するなどし、ごみとなってしまう可能性があります。
災害が起きた時のごみの処分方法やごみとならないような対策について理解し、日頃から災害に備えましょう。

■災害時に出たごみはどうするの?
◆災害廃棄物
◇「災害廃棄物」ってどんなもの?
・災害による影響で壊れてしまった家具や家電
・壊れた住居などを撤去する際に出るがれき

仮置場に分別された状態で搬入してください。
分別の例:
スチールラック⇒鉄くず
木製たんす⇒木くず
ふとん⇒可燃物
通常のごみ分別とは異なるので注意してください。

◇仮置場とは?
片付けごみを速やかに処理するために、一時的に設置する仮の集積所です。
被災状況に応じて、町内公共施設などに開設する予定です。

○ごみの種類ごとに整理され、配置されています。
×処理の遅れや緊急車両の通行の妨げになるため、道路や指定された仮置場以外の空き地などには出さないでください。
※詳細は本紙をご覧下さい。

◆生活ごみ
◇「生活ごみ」ってどんなもの?
・家庭での生活で出るごみ
・被災した冷蔵庫の中身(食料、生ものなど)

ごみステーションに出してください。
不燃ごみや資源ごみなどで、急いで捨てる必要のないごみは災害廃棄物の収集を優先する関係上、しばらくご自宅で分別保管に努めていただく場合があります。

■ごみをなるべく出さないために
災害が発生すると、多くのごみが発生します。
例えば、山崎断層帯(草谷断層)による大地震が発生すると、稲美町だけで約76万トンのごみが発生することが想定されています。
これは平常時の稲美町のごみ排出量(年間約8千トン)の約95年分にあたる量です。
ごみの処理量が多いと、費用がかさんだり、処理に日数を要することになります。
災害時にごみが増えないよう、日頃から備えましょう。

◇POINT
・家具などを壁や天井に固定し、転倒対策を行う。
・窓ガラスに飛散防止フイルムを貼る。
・不要なものは処分しておく。

お問合せ:生活環境課 環境係
【電話】492-9140