子育て 全ての食材に感謝を込めて…いただきます!
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- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県市川町
- 広報紙名 : 広報いちかわ 2025年4月号
キーンコーンカーンコーン♪
『今日の献立って何?やったー!カレーやん!』
『デザート余ってる!じゃんけんする人ーはい!はい!』
『ごちそうさまでした!昼休みはやくドッチボールしよ!』
みんな子どもの頃に食べていた学校給食。カレー、ソフト麺、冷凍みかん、フルーツポンチ、どんなメニューが好きだったでしょうか。
今も昔も学校給食は子どもたちの生活に大きな影響を与えています。
というのも近年では、偏った栄養摂取、朝食欠食など食生活の乱れや肥満・痩身(そうしん)傾向など、子どもたちの健康を取り巻く問題が深刻化しています。
こうした現状を踏まえ、平成17年に食育基本法が、平成18年には食育推進基本計画が制定され、子どもたちが食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身につけることができるよう、学校給食を中心とした食育に取り組むことが重要となっています。
『教えて!藤原先生!』
◆市川町給食センターでは安全で楽しい学校給食を届けるため日々職員が頑張っています。今回は栄養士の藤原先生にインタビューしました。
〔みんなが楽しめる給食を〕
市川町ではできるだけみんなが同じ給食を食べれるように考え、食物アレルギーを持つお子さんにも配慮した給食作りを心掛けています。
また学校の委員会活動等でいただいた給食リクエストを献立に反映し、学校給食をみんなで考える取り組みをしています。今年はSDGsを取り入れた給食の要望があったので、野菜の皮を剥かずにそのまま食べれる料理や廃棄が少ないメニューなど工夫をしながら作りました。
《日々の意識》
食中毒にならないよう、日頃から食べるものには気を付けています。
また、テレビやSNSで新しい料理があれば献立の参考になるかもしれないのでアンテナを高くして情報収集しています。
◆こんな郷土料理まで?~全国学校給食週間の給食~
全国学校給食週間(1月24日〜30日)は戦後に海外からの救援物資で再開された学校給食を今も忘れずに感謝し、学校給食の役割を考える1週間です。
この期間に市川町では様々な地方の料理や特産品を生かした献立を実施しました。
▽1月21日給食(北海道・東北地方)
・ごはん
・牛乳
・きりたんぽ
・鮭のちゃんちゃん焼き
・枝豆サラダ
『きりたんぽはモチモチしてお米の甘みがたまらない!』
▽1月29日給食(ギリシャ)
・黒糖パン
・牛乳
・レヴィスィア
・ケフテデス
・コーンキャベツ
『レヴィスィアはギリシャのひよこ豆のスープ、ケフテデスはギリシャのミートボール料理なんだって!』
▽献立表をcheck!
毎月の献立ごとの市川町産の野菜やカロリー、細かい材料や調味料がしっかり書いてある。
◆最近の心配事
特に中学生なんですが、給食を残す生徒が増えています。体型が気になる時期というのも分かるんだけど、しっかりと食べないと体調不良や代謝が下がる原因にもなるので逆効果になります。給食はしっかりと食べておきましょう!
◆市川町給食センターより
給食がある毎日は当たり前のことですが、そこにはたくさんの人たちの思いが詰まっています。給食は単なるお昼ご飯ではなく、食事マナーや食文化、栄養など、さまざまなことを学ぶ機会です。
小学生、中学生の成長期にしっかりと食べることで健康で丈夫な身体が作られます。好き嫌いせず、残さずに食べてくださいね!
『私たちが作ってます!』
市川町給食センター職員一同