- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県神河町
- 広報紙名 : 広報かみかわ 令和7年3月号
■訪問診療って?
地域連携質 谷 義幸(たに よしゆき)
「病院への通院ができなくなってきた」「できるだけ自宅で療養を続けたい」「最期の時は自宅で迎えたい」…こんな声に応えるのが訪問診療です。神河町および近隣地域では訪問診療を行っている医療機関は少なく、利用したくてもできないことがありました。そこで、公立神崎総合病院では、地域の患者さんの支えとして令和6年7月から訪問診療を始めました。
訪問診療は、患者さんのご自宅などへ医師と看護師が定期的に訪問し、診療を行うもので、急な病状悪化などの際に患者さんの求めによって臨時に訪問する往診とは異なります。訪問診療は、寝たきりや医療の処置が必要で病院への通院が難しい方が対象です。訪問は、1週間ないし2週間に1回程度の割合で定期的・計画的に行います。費用は、医療保険に定められた基準にもとづいて支払うことになります。
公立神崎総合病院の訪問診療は、現在は、外来・入院の通常診療の合間に週1回~2回程度の頻度で行っており、対応できる人数や訪問可能な地域(範囲)には限りがあります。気になることがあれば、まずはかかりつけ医やケアマネジャーにご相談ください。また、当院の地域連携室にご相談いただいても結構です。
(公立神崎総合病院 地域連携室 【電話】32-2354)