くらし 令和5年度 佐用町の決算報告(2)

◆03 特別会計 公営企業会計
◇安定的な運営を継続、特別会計は全て黒字
特別会計とは、一般会計とは別に、特定の収入と支出を管理する会計です。令和5年度はすべての会計で安定した運営が行われ、黒字決算となりました。

(単位:万円)

◆04 基金残高
◇合併振興基金などから約13億円を取り崩し
基金は、家庭でいう貯金です。歳入から歳出を引いた残りを積み立て、臨時の出費や財源不足時に取り崩して使います。令和5年度には、上下水道事業の安定運営のため、「公共施設等整備基金」と「合併振興基金」から合計13億8,600万円を取り崩しました。

◆05 町債残高(普通会計)
◇町債残高が約9億円減、合併以降最小に
町債とは、大きな事業を行うために借りるお金のことです。令和5年度は前年度比で9億円以上減少し、合併以降で最も少ない約85億円となりました。また、普通会計以外の町債残高は約74億円あり、佐用町全体では約160億円です。

◆06 健全化判断比率 資金不足比率
◇町の財政状況は「健全段階」
令和5年度の実質公債費比率は1.7%で、将来負担比率は「なし」。いずれも国の基準を下回っており、良好な状態にあります。町では、引き続き行政改革を推進し、健全な財政運営に努めていきます。

(健全化判断比率)
一般会計などの実質収支は黒字で、全会計において資金不足はなく、安心できる状況です。「実質公債費比率」と「将来負担比率」も、国が定める早期健全化基準を下回っており、財政の健全性を保っています。

・実質赤字比率…一般会計などの赤字を指標化したもの
・連結実質赤字比率…全会計の赤字を指標化したもの
・実質公債費比率…借入金の返済額の大きさを指標化したもの
・将来負担比率…将来支払っていく残高を指標化したもの

(資金不足比率)
公営企業ごとの資金不足額は、料金収入などの規模に対してどの程度あるかを示しています。佐用町はすべての会計で資金不足がなく、財政の健全性を保っています。